この日、『有吉の壁』では東京都豊島区のレジャー施設・ショッピングモールとして有名な「池袋サンシャインシティ」を舞台に、総勢41組85名の芸人がネタを披露した。参加芸人85名は『有吉の壁』史上最多の数であり、「カットされないよう」にと芸人たちの力の入ったネタが数多く披露された。
だが、ネットでは一部芸人のネタに対し、非難の声が集まることになってしまった。
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番組中盤、サンシャインシティ内で営業する某衣料店へ立ち寄った有吉弘行と佐藤栞里は、店員とそのお客さんに扮している、さらば青春の光を目撃する。店員役の東ブクロは、客役の森田哲矢の服の入った紙袋を手にすると、森田が見ていない所で、買った服を次々に店の床へと投げ捨てたのだ。
結果的に森田の買った服は一枚も残らず、元の店の在庫に戻ってしまい、東ブクロが「不景気なんですよね」と呟くというオチだったのだが、ネットではこのネタに批判の声が相次いだ。実は、東ブクロが服を放り投げた服を、その直後に店舗の脇から出てきた女性が、慌ててハンガーに戻している姿が放送されたのだ。その姿はネタの仕込みという訳ではなさそうで、その手際の良さから本物の店員と思われる。
ネットでは「商品をあんなに雑に扱っていいの?」「商品を床に投げ捨てるのはあり得ない」「小道具じゃなくて商品だったのか教えて欲しい」「非常識すぎる」「商品だとしたら最低」といった声が相次いだ。
さらば青春の光がネタで使った服は、店舗の商品だったのか、小道具だったのか、番組が買い取ったのかは不明だが、どちらにしても気持ちのいいVTRでない事は確かだ。
他にもこの日の『有吉の壁』では、「売り物のスリッパで芸人の頭を叩く」、「飲食店の鍋を地べたに置く」といった、服の件と似たようなVTRが放送されており、これらに対しても「非常識」の声が相次いだ。
どの仕事も実在の店舗を借りる時は、「原状復帰」が基本だが、今回のロケは芸人の数が多い分、「やり過ぎ」が目立った形となった。