2月22日に発売されたシングル「Life goes on/We are young」は、発売初週でミリオン突破。前作のシングル「ツキヨミ/彩り」に続いて、2作連続ミリオンとなった。「ツキヨミ」は、平野の主演ドラマ「クロサギ」(TBS系)の主題歌とあって、ティアラと呼ばれるファンの呼びかけによって、ミュージックビデオの再生回数が1億回を突破。ジャニーズアーティスト初の快挙だった。
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4月19日に発売された初のベストアルバム「Mr.5」は、リリース当日にミリオン達成。キャンペーンで展示されていた東京・渋谷の巨大パネルを撮影しようと連日女性ファンが押し寄せたため、早期撤去される騒動もあった。昨年春にはデビューからわずか4年でドームツアーを叶え、国民的アイドルグループの仲間入りを果たした。しかし、2018年のデビュー時は、他グループのメンバーやファンから総スカンを食らっていたという。
真っ先にアレルギー反応を見せたのは、ジャニーズWESTとファンだ。WESTは、平野や永瀬と同じ関西ジャニーズJr.出身。CDデビューは、キンプリより4年早い。20年に東京ドームと京セラドーム大阪による初の東西2大ドーム公演が決定していたが、新型コロナウイルスの影響で中止。昨年夏に名古屋・バンテリンドーム含め、ようやく実施できたが、後輩のキンプリに先を越された形になった。さらに、WESTがいまだに叶えられていない「NHK紅白歌合戦」(NHK総合ほか)への出演も、キンプリは実現させている。
「敵はWESTだけではありませんでした。Love-tune(現:7ORDER)、Travis Japan、SixTONES、Snow Manといった面々やファンも、キンプリの活躍に冷ややかでした。平野さんがテレビ番組で、『(岩橋玄樹を含める)6人でデビューしたいと、ジャニー(喜多川元社長=故人)さんに直談判した』という発言をしたことが大きかったようです。ジャニーさんの“お気に入り”になればデビューできるのか、と」(週刊誌の芸能記者)
結果的に、Love-tuneは19年までに全員がジャニーズ事務所を退所。SixTONESとSnow Manは20年にメジャーデビュー、Travis Japanは昨年10月に世界デビューを果たしたことで留飲が下がった。だが、キンプリにごぼう抜きされた18年当初は忸怩たる思いだったに違いない。
キンプリのおよそ5年間にわたるグループ活動は、20日の夜8時からゴールデン2時間スペシャルで放送される「King & Princeる。」(日本テレビ系)で終了する。終わり良ければ全て良しとなるのか。
(伊藤由華)