NPB公式サイトはこの日、開幕から一軍に同行していたドラ1・22歳の森下翔太が登録を抹消されたと公示。代わりに昇格する選手は今回の公示内には記載されていなかったが、各報道によると二軍で「.258・4本・13打点」と好調のプロ4年目・21歳の井上広大が昇格するという。
森下は開幕からここまで11試合に出場するも、「.161・0本・5打点」と打率1割台に低迷。「6番・右翼」で先発した16日・DeNA戦も3三振と全くいいところがなく、試合後には岡田彰布監督も「バット出えへん、見送ってばっかりで。見送り三振は何も起きへん」とため息をついたことが伝えられていた。
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今回の二軍降格は再調整が目的とみられているが、ネット上には「ちょっとやそっとじゃ戻ってこない気がして不安」、「不振の原因が疲労ならいいけど、もし死球なら再調整は長引くのでは」、「死球の後遺症があるとするならかなり時間がかかるのでは」といった二軍暮らしの長期化を心配する声が寄せられた。
「今季の森下はオープン戦で『17試合・.314・3本・8打点』と好アピールを見せ開幕一軍の座をつかむと、迎えたシーズンでも4月4日終了時点で『.385・0本・5打点』と絶好調。ところが、4月6日・広島戦の第1打席で左肩付近に死球を受けると、次の第2打席から20打席連続ノーヒットと別人のように打てなくなったまま二軍降格となりました。森下は左肩死球で故障を負ったとは特に伝えられていませんが、仮に何らかのアクシデントが発生しているならば、二軍暮らしが長引く展開は十分考えられます。また、死球は体自体は無傷に終わっても、残像で打撃フォームが狂ったり、内角球に腰が引けてしまったりといった後遺症のリスクもありますが、これが不振原因の場合も矯正には相当の時間がかかるのでは」(野球ライター)
17日に二軍降格となった森下は、最短では27日に一軍再登録が可能となる。10日間で復調し復帰となるのか、それとも二軍暮らしが長引くのか要注目だ。
文 / 柴田雅人