報道によると、巨人は一軍に同行していた松田宣浩が再調整のため14日から二軍に合流。その松田に代わり、二軍からは助っ人打者・ウォーカーが一軍へ昇格するという。
今季から巨人でプレーしている松田は、昨季まで所属したソフトバンクでは「1910試合・.265・301本・991打点」といった数字をマークした右の強打者。しかし、14日試合前時点では「8試合・.111・0本・0打点」とほとんど結果を残せていなかった。
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ネットユーザーは、松田の二軍落ちについては納得した様子。一方、ウォーカーの一軍行きには「いや、明らかに人選がおかしいだろ」、「意味が分からない、ウォーカーは二軍打率1割台なのに」、「不振選手の代わりに不振選手上げてどうするんだ」、「結果残してる他選手のモチベにも関わるぞ」といった不満の声が相次いだ。
巨人二軍には現在「11試合・.415・3本・6打点」の菊田拡和や「12試合・.353・3本・4打点」の廣岡大志など、結果を残している野手が複数いる。彼らを差し置いて「12試合・.188・1本・2打点」と打率1割台にとどまっているウォーカーが一軍に呼ばれたことに首をかしげているファンも少なくないようだ。
「ウォーカーは初来日・巨人入りした昨季、規定未到達ながら『124試合・.271・23本・52打点』といった好成績をマークしています。恐らく、一軍首脳陣は現状の成績よりも昨季の実績を重視してウォーカーに白羽の矢を立てたのでは。また、現在一軍で『11試合・.294・1本・6打点』の助っ人・ブリンソンがここ5試合で13打数1安打(.077)と冷え込んでいることから、助っ人枠を奪われる危機感をあおる意図がある可能性も考えられます」(野球ライター)
14日から最下位・中日との3連戦に臨む巨人。二軍で今一つのウォーカーを一軍昇格させた判断は果たして吉と出るのだろうか。
文 / 柴田雅人