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「おぐらが斬る!」黒岩祐治知事の不倫と神奈川県民の知事を選ぶ人がいない悩み

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黒岩祐治神奈川県知事に、知事選直前のいま、過去の不倫関係についての『文春砲』がさく裂した。

黒岩知事は、都内在住の年下女性と2000年から11年間にわたり不倫関係にあったというのだ。不倫は犯罪ではないし、夫婦や相手女性との問題であるので、さして気にしていなかったが、証拠として、黒岩知事が相手女性に出したメールも紹介され、その内容があまりにお下劣なので、知的な元フジテレビキャスターのイメージが大崩壊したことは間違いない。

もうご存じの方も多いと思うが、そのお下劣なメールを週刊文春から引用しよう。

【A子の料理ってどんなかな?アワビにバナナをさしたやつとか、桃にキュウリをさしたやつとか・・・(とにかくなんでもさす!)そんなチョー下品なメニューしか想像できないよ~ん】

【A子は日陰者じゃないけど、いつも「すごいエネルギーたまってる」し、「感じ」やすいよな~。エックス線でもあてたろか? なに~、セックス線だって!ばっかぁ~っ!また言っちゃった!なにまたイっちゃった!?】

【本番前のホンバン?バッカァ~!!生放送前のナマだよ~!!ニュルニュル~~~。ビチョォッ~~~~。ドキュ~~~~~~~ン!!】

ちょっとお下品すぎる内容だが、これもプライベートの男女のやりとりで、個人の自由だが、当時50代、テレビの報道番組でまじめで優しそうな顔をしている裏では、不倫相手にこんなメールをしていたのかと思うと、思わず笑ってしまう。

まあそれはいいとして、問題は4月9日に行われる神奈川県知事選挙だ。黒岩知事の不倫やメールにお怒りや「キモツ」と思った県民の人は、他の人に投票すればいいわけだが、他にどんな人たちが立候補しているのだろう?

1人は、共産党が推薦する市民団体代表の岸牧子氏(66)。
NHK神奈川のインタビューによると、もっとも訴えたいことは「再生エネルギー100%」、このインタビューに「前回は憲法を前面に出して戦った」と答えているようにバリバリの左翼さんだ。

次は無所属の新人で、医師の加藤健一郎氏(73)。
もっとも訴えたいことは「知事直属の危機管理センターを県庁の中に作りたい」のだそうだ。政見放送をみると「発達障害は農薬と5G が原因」とか「電磁波攻撃」など、かなりのトンデモさんのようだ。この人は2年前の千葉県知事選の政見放送で、小池百合子都知事にプロポーズしたことで有名だ。

最後に新人で、政治家女子48党の大津綾香氏(30)。
もっとも訴えたいことは「若い方に興味を持って立候補してもらうこと」なんだそうな。政治家女子48党に「?」の人もいるかもしれない。NHK党が改名したのが、政治家女子48党。大津氏は党首であったはずだが、旧NHK党党首の立花孝志氏が、つい先日大津氏を代表から降ろすなど内輪モメ中のようだ。

さて、これまで黒岩氏に投票してきた人も、今回の黒岩知事のスキャンダルで他の立候補者にしようと思った神奈川県民も多いはず。さて、誰に入れましょうか?

プロフィール

巨椋修(おぐらおさむ)
作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、42歳で映画監督。社会問題、歴史、宗教、政治、経済についての執筆が多い。
2004年、富山大学講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。陽明門護身拳法5段。

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