齊藤氏は交通違反切符の作成をその場で拒否し、警察からの出頭要請にも応じなかったとされる。だが、議員当選後は反則金の支払いに応じる姿勢を見せた。齊藤氏は取り締まり方に不満があったため、その場で反則切符を拒否したとされる。
国会議員のスピード違反と言えば、2016年に自民党の鶴保庸介参議院議員が、大阪府和泉市内の高速道路で制限速度80キロのところを123キロで走行し、43キロの速度超過で摘発された。鶴保氏は地元の和歌山県から大阪府内の候補者の応援に向かうため、「急いでいた」という。後に「そんなに(スピードが)出ていたのか」と釈明し、ネットを中心に呆れた声が上がった。鶴保氏は略式起訴され、罰金6万円を即日納付している。鶴保氏は2006年にも35キロの速度超過で検挙されており、常習性を指摘する声もある。
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2018年には、鹿児島県志布志市の28歳の男性市議会議員が、法定速度80キロのところを169キロで走行していたとして在宅起訴された。実に89キロオーバーと凄まじい超過速度だが、男性市議は「下痢の症状がありトイレに急いでいた。今後は安全運転に努める」とコメント。後に責任を取り、議員を辞職している。行いはダメだとは言え、ネット上では男性市議に同情的な声も聞かれる。
対して、自業自得とも言える速度超過を起こしてしまったのが、茨城県守谷市の42歳の女性市議だ。2016年に制限速度60キロの道を85キロで走行していたところを白バイ隊員に発見される。隊員から路肩停車を求められるも、女性は車の窓ガラスを開けず、免許証の提示にも応じなかったという。一部報道によれば、数時間に渡って抵抗したため、その場で逮捕されてしまった。
同市議は「(免許提示の)法的根拠を尋ね、分かり次第提示する予定だった」と釈明。これは「スピード違反の言い訳を考えていた」と取られかねても仕方あるまい。その後、逮捕容疑を認め反則金を支払ったものの、議員は辞職している。
やはり議員たるもの、日常の行動から気をつけるべきだろう。