問題となっているのは、「0-1」と日本ハム1点ビハインドの2回裏1死三塁。ポンセは打席のロッテ・安田尚憲にカウント「0-1」からチェンジアップを投じ、一、二塁間へ転がるゴロを打たせる。打球は一塁手・清宮幸太郎が右方向に動きながら捕球したため、ポンセは清宮から送球を受けながら一塁ベースカバーに入るプレーがセオリーだった。
ところが、ポンセは打球が転がってから清宮が捕球するまでの間、マウンド上にほぼ棒立ちで一塁に向かっていなかったため、清宮は慌てたように一塁へ全力疾走し左足からスライディング。ほぼ同時に打者走者の安田も一塁を駆け抜けたが塁審はアウトをコールし、ロッテ側が要求したリクエストでも判定は変わらなかった。
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結果的には一ゴロでのアウトにはなったものの、ネット上には「いやポンセ何してんだ!ちゃんと走れや!」、「あのゴロでカバー入らないのは舐め腐ってるだろ」、「清宮が一塁に行き始めてから慌てて走ってたけど遅すぎるわ」、「カバーサボって清宮に無理させるのは酷くないか」、「二塁がカバーすると思ったのか? にしても棒立ちは全く擁護できないが…」といった批判が寄せられた。
「今回の場面は打球が一、二塁間に飛んだこともあり、右方向に動いた清宮の後方では二塁手・加藤豪将も打球に向かおうと左方向に動いていました。そのため、ポンセは加藤がそのまま一塁ベースカバーに入ると思って一塁へ走らなかった可能性はあります。ただ、実際には加藤はベースカバーに入らなかったので、ポンセはこうなることも頭に入れて一塁へ向かっておいた方が無難だったのでは。昨季からチームでプレーするポンセはこれまで怠慢プレーで問題視されたことはほとんどないのですが…」(野球ライター)
7日の試合は「2回2失点・被安打3」と投球もピリッとしなかったポンセ。加藤貴之、上沢直之と共に既に開幕ローテ入りが内定している立場だが、今月末の開幕までには投球・守備ともに修正が必要そうだ。
文 / 柴田雅人