第96回は、貴司(赤楚衛二)は編集者のリュー北條(川島潤哉)と向き合い、新しい短歌が作れなかったと告白する。それに対してリュー北條は、自分の心の中を隠さずに、さらけ出して欲しいと貴司に言い――というストーリーが描かれた。
>>『舞いあがれ』、母がヒロインに「もうちょっとわがままに」視聴者ブーイング「これ以上勘弁して」の声も<<
※以下、ネタバレあり。
第96回では、終盤で舞(福原遥)がついに貴司に告白。貴司も長年秘めていた舞への想いを明かし、ようやく2人が両想いとなる展開となった。
ネット上からは「神回」との声が上がっているが、一方ではツッコミも多数集まっているという。
問題となっているのは、中盤で恋敵である秋月史子(八木莉可子)が舞の自宅を訪ねて来るというシーン。第95回で史子は貴司に告白して玉砕していたが、それを知らない舞は自宅に史子を上げる。
さらに舞の自室に上がりこんだ史子は、貴司が舞に送った「君が行く 新たな道を 照らすよう 千億の星に 頼んでおいた」という短歌が書かれた絵葉書きを発見。これが本歌取りで、もともと恋の歌だと知っている史子はそれを舞に告げ、「梅津先生のホンマの気持ち、聞きに行ったらどうですか?」と言い、部屋を去っていく展開だった。
しかし、この展開にネット上からは「なんで恋敵を家に上げるの!?」「短歌を発見させるためだけの不自然演出」「部屋に上げるの違和感ある」「リビング対応でしょ、普通」「秋月も貴司からのあの歌の葉書があるのをまるで知っていたかのように突進して来た」というツッコミが殺到している。
「史子と言えば、舞に散々ライバル宣言をしてマウントを取りまくっていたため、決していい印象はないはず。にも関わらず、わざわざ自室に通した舞の行動には違和感がありました。舞の部屋には見えるところに貴司からの短歌が飾ってあり、部屋に入った史子はすぐにそれを発見。こうした行動から、演出のための不自然すぎる展開だとして視聴者に批判されたようです」(ドラマライター)
また、自宅を教えたわけでもないのに、突然訪ねてきた史子に恐怖を感じた視聴者もいた様子。「神回」の評価の裏では、ツッコミが多く集まってしまったようだ。