警察によると昨年9月、解体作業中だった芦別市の市営住宅の一室に、点検のため業者作業員が入ったところ、天井裏に保管されたダイナマイトを発見する。長さは約10センチで缶の中に新聞紙で包まれていたという。その後、警察が居住者を調べた結果、81歳の男が捜査線に浮上した。
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発見されたダイナマイトは、所持について許可を得ていなかったことが判明したことから、警察は16日に男を火薬類取締法違反の疑いで書類送検した。警察によると、この部屋は男の知人が借りていたもので、1995年に契約が終わっていた。すでに退去しているが、その後部屋を使う人物がいなかったため、そのままダイナマイトを保管していたそうだ。
この事件に、ネット上では「万が一爆発していたら大惨事だった。もしダイナマイトに気が付かず解体をしていたら恐ろしいことになっていた」「おそらく炭鉱で使用したものだとは思うけれど。犯罪に転用もできる。こんな甘々な書類送検でいいのか?」「普通に考えてダイナマイトを保管しておくということは、何かを爆破させたいということではないのか」と驚きの声が上がる。
また、「市営住宅ということなら、市の管理責任も問われる。正直、適当な仕事をしている」「空き家が犯罪に使われるケースが増えている。市の担当者も管理不十分で処分するべきだ」という指摘も出ていた。
何かの拍子でダイナマイトに火がつけば、大惨事の可能性もあった。危険物を長年保管できるような環境を作った市にも責任があると言えそうだ。