試合は序盤、長野が捕まりローンバトルを強いられたが、長野が上福に飛び蹴りを食らわせてピンチ脱出。宮本は上福の卍固めで攻められるも、正拳突きから羅生門で返していった。桐生と激しいエルボー合戦を繰り広げた長野は正拳突き、裏拳、蹴り、そして必殺のブラジリアンキックを叩き込んだ。桐生は長野にスパインバスターで切り返すと、上福のビッグブーツと桐生のスパインバスターの合体技を繰り出す。さらに桐生は長野を逆エビ固めで絞め上げるも、ロープエスケープ。宮本が桐生にゼロ戦キックを見舞うと、長野が旋風脚を決めて3カウントを奪取し、トーナメント1回戦を突破している。
1.19東京・新宿FACE大会で行われる2回戦では「でいじーもんきー(でじもん)」の鈴芽&遠藤有栖との対戦になるが、試合後、宮本は「じゅりあさんとトーナメントに初めて出場できて、初戦突破できてうれしいです。次、でじもんに勝って、勝ち進んでいきたい」と2回戦突破を誓うと、長野も「初めてのトーナメント参戦で、空手タッグを組ませていただいて、何が何でも勝ってやろうという気持ちで来たけど、勝ててメチャクチャうれしい。ここで喜びに浸るのではなく、次も勝ち進んで。もかさんと勝利を掴みたいので、一緒に頑張りたい」とかなり自信になった様子。昨年3月19日の東京・両国国技館大会で、鳴り物入りでデビューした長野にとって、2回戦はデビュー戦と同一カードになるが、「すごい思い入れのある試合なんですけど、負けちゃってるので。今回はもかさんとのチームワークで、一緒にでじもんを潰したい」と敗れてしまったデビュー戦のリベンジに燃えていた。
◆東京女子プロレス◆
『第3回“ふたりはプリンセス”Max Heartトーナメント』
2023年1月15日
東京・大手町三井ホール
観衆 310人(超満員札止め)
▼トーナメント1回戦(時間無制限1本勝負)
宮本もか&○長野じゅりあ(11分4秒 体固め)上福ゆき&桐生真弥●
※旋風脚
(どら増田)