すでにクランクインしており、超ハードな撮影スケジュールをこなしている。元来は超が付くほど健康マニアの草なぎは、久々のドラマ撮影に体を慣らそうと必死。平時は22時に就寝しており、決まった時間に起床する規則正しい生活。食事も食材はもちろん、食べる順番まで決める徹底さで、自他ともに認める自己管理の鬼だ。
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「今年、俳優の松尾諭さんの自伝『拾われた男』が連ドラ化(Disney+、NHKほか)され、松尾さんの兄の武志を演じた草なぎさんは米国ミシガン州カラマズーと日本で撮影しています。アメリカでは、およそ20日間にわたって長期滞在。ほぼ外食せず、スーパーで食材を調達して自炊だったそう。野菜も本来の味を大事にするためにゆでて、なるべく調味料をつけないで食べたといいます」(実話誌の芸能ライター)
朝に飲むのは白湯。かつての水をやめたのは、体を冷やさないためだ。普段も飲み物は、温かいものか常温。食事は薄味だ。こんな“健康つよぽん”からヘルシー情報を聞き出すことが誰よりも上手なのは、「新しい地図」で行動をともにする香取慎吾。30年来の親友とあって、草なぎが饒舌になるテクニックを会得している。突っ込んで質問すると、どんどんノッていき、褒められると上機嫌になるのだ。
「草なぎさんが健康に目覚めたのは、SMAP時代。バラエティ、ドラマと舞台のルーティーンができたころに、風邪をひかない、喉のケアを怠らないといったことを重視したことがきっかけです。グループ時代からプロポーションが変わらないのは、常に演じる仕事が決まっていたから。40歳を過ぎても増量した香取さんと正反対です」(前出・芸能ライター)
今年5月には、関西ローカルでソロ初となる「うさぎとかめ」(読売テレビ)がスタート。浪速の姉妹漫才師の海原やすよ ともことのコンビネーションは好評で、TVerで高い再生回数を出している。8月19日には、主演映画「サバカン SABAKAN」が公開。12月から「新しい地図」のファンミーティングと称したアリーナコンサートツアーがスタートする。
“スマ枠復帰”で技巧派な一面を見せるであろう草なぎ。アカデミー俳優の本懐を遂げるのは、これからだ。
(伊藤由華)