佐伯萌子さん(28歳)は、一時の退屈しのぎで昔の元カレTと不倫関係にあった。しかし、相手は別れを告げた途端に、豹変し逆上したことで萌子さんは以降、ずっと恐怖を抱えることになる。
>>前編:<実録!不倫カップルの顛末>不倫相手がストーカーに…恐怖の夜に震える日々<<
「別れを告げた後のTの言動は明らかにおかしくなって…LINEのメッセージを一日100件以上入れてきたり、中には私を盗撮した画像まであったんです。できるだけ穏便に別れたかったのですが、彼の異常な行動にノイローゼになりそうでした…。
そんな時、妊娠したことが分かったんです。Tとは別れ話をして以来、理由をつけて会っていなかったので、確実に主人の子でした。嬉しさよりも“もしこの子に何かされたら…”と思うと、震えが止まらなかったです。同時に、自分がいかにTをいいように使っていたのかも自覚して…ものすごく反省しました」
体に宿った小さな命をきっかけに、考えを改めた萌子さん。どうやってTから逃げるかばかりを考えていたが、子どもの為にも向き合おうと決意したという。
「Tを狂わせたのは私が原因でしたので、主人にも全てを伝え謝罪しました。主人は許せるかは分からないが、お腹の子を守るために今はTをどうするか考えようと言ってくれました。警察への相談も考えましたが、その前に私からTに謝罪の手紙を書いたんです。主人に伝えたことも、子どもができたことも伝えました。その後、彼からの接触はありませんでした」
その後、夫からの勧めもあり、転勤と引っ越しをした萌子さん。子どもも生まれ、平穏な日々を過ごしているという。
「今でも、もしTが現れたら…と思うと恐怖を感じることもあります。自業自得なんですが、子どもだけは絶対に守りたいです…」
彼女に心の平穏が訪れるのは、まだ先かも知れない。