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東京女子プロレス札止めのTDCホールで坂崎ユカがプリプリ王座奪取! 来年3月には有明コロシアム進出決定

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坂崎ユカ

 東京女子プロレスが、ビッグショー『WRESTLE PRINCESS III』10.9TOKYO DOME CITY HAL(TDCホール)大会を開催した。メインイベントでは、プリンセス・オブ・プリンセス王者の中島翔子に坂崎ユカが挑戦した。

 4か月ぶりとなる両者によるタイトルマッチは、一進一退の攻防が続く中、中島が必殺のダイビング・セントーンを出すも自爆。坂崎はトップロープから魔法少女スプラッシュを見舞うも、中島はフランケンシュタイナー、投げ捨てノーザンで切り返すという意地の張り合いに。すると、坂崎はローリングエルボーから、マジカルメリーゴーランド、そして魔法少女にわとり野郎を炸裂させてカウント3。激戦に終止符を打った。

 試合後、坂崎は「中島翔子に勝ちました!こんなに上までいっぱいで、うれしかった。東京女子を好きになって追いかけてくれるみんなが支えてくれるから、大きい会場でも試合ができて、どんどんスキルアップして。団体も充実していって、新しい仲間も、海外からの友だちも増えて。幸せだなって思います。これから大きい大会とか、みんなと会える機会も増えると思うので、温かい目で応援してください」とチケットが完売した客席を見渡し、感慨深い表情を浮かべる。

 バックステージでは「みんなが楽しいと思ってもらえたら私たちもうれしいです。東京女子もすごい大所帯になって、大家族になってます。ビッグマッチの度に中島翔子と。今思えば、DDTの両国(2019年11月3日)で組んでもらったのが最初の一番大きなタイトルマッチかな思うんですけど。いつだって私が何かと戦ってる時、そばにいるのは中島翔子で。東京女子のプライドだったり、見てろよって気持ちは中島翔子との試合を超えてステップアップしていったのかなと思います。2年前のTDCホールは完売にならなかったけど、今日は完売になったので、団体としての可能性、未来は見えた興行だったかなと思います。(今後は)東京女子を見てれば元気になるって思えたらいい。楽しいことを追求したチャンピオンになりたい」と笑みを浮かべた。

 一方の中島は「負けました。時が経つにつれ、天井が見える時があるんですけど、坂崎ユカは天井の位置をさらに高いところに持って行ってくれる人だなって思いました。私がすぐそこに見えていた天井は、今日坂崎ユカによってすごく雲の上まで持って行かれちゃった。まだまだ上をめざす理由があるし、頑張る理由があるなって思いました」とリベンジを誓っている。

 東京女子プロレスは、来年1月4日、東京・後楽園ホールで8年連続の「イッテンヨン」の開催、同年3月18日に東京・有明コロシアムに初進出し、ビッグショー『GRAND PRINCESS』を開催することが決定。同地区でのプロレス興行は6年半ぶりとなる。東京女子はスターダムとは違うベクトルで、己のスタイルを貫くことにより、女子プロレスを広めていく。

◆東京女子プロレス◆
『WRESTLE PRINCESS III』
2022年10月9日
東京・TOKYO DOME CITY HALL(TDCホール)
観衆 1007人(札止め)
▼プリンセス・オブ・プリンセス選手権試合(30分1本勝負)
<王者>●中島翔子(22分44秒 片エビ固め)坂崎ユカ○<挑戦者>
※魔法少女にわとり野郎
※中島が5度目の防衛に失敗、坂崎が第11代王者となる。

(どら増田)

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