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中国の総合家電ブランドのハイセンスは「FIFAワールドカップカタール2022」の公式スポンサーを務める。三浦はそのハイセンスが展開するワールカップキャンペーンのアンバサダーに就任し、自らカタールに赴いて大会の様子などをレポートする。
三浦は「ハイセンスさんのような大きな企業とワールドカップに参加できて光栄です」と感無量の表情。カタールは、かつて三浦も出場したイラク戦での「ドーハの悲劇」の舞台にもなった場所だ。三浦は「ドーハの悲劇から29年。今回、日本の試合も観戦させてもらえるということで、29年ぶりにカタールに行けるんです。日本サッカーの進化、経験を見れると思うとワクワクします」と感想を述べる。
29年前のカタールの記憶については「イラク戦で引き分けて、絶望的な気持ちで飛行機に乗って帰ってきて、ドーハの街の記憶とかないですね。外出できなかったので」と意外と印象が薄いようで、「厳戒態勢だったんです。社会情勢も含めて。大変な大会だったので。聞いた話だと、今はあの当時とカタールの街の様子は全く違うということなので楽しみですね」と期待を寄せる。
三浦はワールドカップについても「ワールドカップは今でも僕にとって夢の舞台、憧れでもあります」と述べ、「もし僕がワールドカップのメンバーに選ばれたら、僕はこの仕事できなくなりますね」と茶目っ気たっぷりな表情で述べる。日本代表に対しても「ファンとしていい試合をしてもらいたいです。日本らしく、躍動してほしい」とエールを送る。「狭いスペースでボールを動かして相手を崩すのが日本は得意。その技術が見れるような攻撃的な試合をしてほしいです」と話す。
「優勝はどの国が?」と問われると「ブラジル」を挙げ、「毎回、僕はブラジルを応援しますし、優勝国に挙げているんです。僕にとっては思い出の場所。今回はネイマールが最後のワールドカップと言われているし、頑張って欲しいという気持ちがあります。優勝してバロンドールも取ってほしい」とネイマールにもエールを送る。
注目選手には他に鎌田大地の名を挙げ、「日本のベスト8進出には鎌田選手の力が必要。今ドイツで大活躍していますけど、その存在感、自分が日本の代表の中で中心となって、幹となってやるんだっていう意志が、こないだのアメリカ戦、エクアドル戦を見ると感じられました。気持ち的に強い気持ちを持ってやっているという印象です。コンディションに注意して頑張ってもらいたい」と話す。
三浦はプライベートでもよくサッカー観戦をすると言い、「すごく見ますよ。Jリーグも海外の試合も。いろんなサッカーの見方があって、監督目線とか、選手目線とかあるんですけど、自分は昔からファン目線で見るようにしています」とコメント。「ファンの感覚で見て、自分も真似したいって、子どもみたいな感覚で見るのが楽しいんです」とサッカー観戦のこだわりも明かしていた。
(取材・文:名鹿祥史)