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『スッキリ』アイヌ文化学ぶ旅企画に「お詫びの回?」の指摘「脳みそ夫も連れて行って」の声も

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加藤浩次

 20日放送の『スッキリ』(日本テレビ系)で、加藤浩次らMC3人の旅行先に話題が集まっている。

 番組後半、加藤、森圭介・岩田絵里奈両アナウンサーによる北海道旅行の模様が放送された。これは前日に続いての後編で、3人が大自然を満喫するというツアー。

 この日は11年連続で「水質日本一」という支笏湖をカヤックで満喫した。ところが全体の放送尺30分のうち、カヤックで楽しんだ部分は7分程度。残りの20分以上にわたって費やされたのが、アイヌ民族についてだったのだ。

 スッキリと言えば昨年3月、番組内でのアイヌへの差別的表現が物議を醸し、BPO(放送倫理・番組向上機構)の審議対象に。放送倫理違反があったとして番組で謝罪。さらに放送した日本テレビの社長も謝罪する大騒動に発展した。

 >>『スッキリ』のアイヌ文化の番組紹介に「最低限勉強して」抗議の声 差別用語を使い物議に?<<
 
 そんな経緯があったためなのかどうか分からないが、今回のツアーに組み込まれたのが、アイヌ民族の歴史・文化を学ぶコーナー。

 加藤ら3人は、白老町にある博物館「民族共生象徴空間ウポポイ」に行き、スタッフから文化についての、いわば“講義”を受けることに。ちなみにその前振りとして、同施設のナレーションが3分以上にも渡って解説された。

 講義の内容は例えば、熊の霊送り儀式「イヨマンテ」について。アイヌ民族は熊をカムイ、いわゆる神と考えていて、肉や毛皮をいただいた後、その魂をカムイの国へ送り返す儀式を行っているのだという。他にも、囲炉裏の上座は神様が座る場所なので、家族誰も座ることができないという話も明かされた。

 この後も3人は、アイヌの伝統楽器や遊びを体験したり、古くから伝わる料理を実際に作るなど、まさに最後まで「アイヌ学習の旅」企画だった。加藤らMCは、特にかつての“事件”については一切触れず、楽しく学んでいたが、後半は本来の大自然満喫ツアーとはかけ離れ、アイヌについて学ぶという企画に移行していた。

 ネットでは「アイヌへの忖度がすごい」「アイヌお詫びの回?」「弱み握られて特集組まされる?」といった厳しい指摘も。また、事件を引き起こした芸人・脳みそ夫のことは触れられていなかったため、「脳みそ夫も連れて行ってやれよ」「脳みそ夫を思い出して切なくなる」といった心配の声も寄せられていた。

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