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『スッキリ』のアイヌ文化の番組紹介に「最低限勉強して」抗議の声 差別用語を使い物議に?

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脳みそ夫

 12日放送の『スッキリ』(日本テレビ系)でアイヌへの差別用語が使われたとして、視聴者から抗議の声が集まっている。

 問題となっているのは、毎週金曜日の最後に放送されているHuluのおすすめ番組を紹介する「週末ジョイHuluッス」のコーナー。芸人の脳みそ夫がスッキリスの着ぐるみを着て進行するコーナーになっている。

 コーナーでこの日紹介されたのは、いまを生きるアイヌ女性の葛藤を描いたドキュメンタリー「Future is MINE -アイヌ、私の声-」。アイヌ文化の中で生まれ育った女性がアメリカの先住民族の元を訪れ、「自分の道」を見いだそうとする様子を記録したと紹介された。

 脳みそ夫は「アイヌって本当に美しいッスね~」と感想を述べていたが、最後に「ここで謎かけをひとつ」と切り出す場面が。脳みそ夫は「この作品とかけまして、動物を見つけたととく。その心は……」「『あ、犬!』(アイヌ)。ワンワンワンワン!」と謎かけを披露していた。

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 しかし、「あ、犬」という言葉は実際にアイヌへの差別やいじめで使われてきた言葉。アイヌへの差別についてまとめた論文にそうした証言が残っていることから、視聴者から「ひどすぎる…」「ダジャレじゃなくて、『畜生がいる』『毛むくじゃらの人がいる』って意味で使われてきた言葉なんだよ、これ」「作品を取り上げるなら最低限勉強して」といった批判の声が殺到している。

 この謎かけについて、脳みそ夫が考えたものなのか、台本にあったものかは不明だが、ネットからは批判だけでなく、なぜこの言葉が使われることになったかの説明と番組での訂正、謝罪を求める声もあった。

 多くの視聴者が差別だとして怒りを感じたこの言葉。番組は視聴者からの抗議に対応するのだろうか――。

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