事の発端となったのは、ネット上で話題になったカルバン・クラインの広告の移り変わり。2009年には身体が引き締まった白人の女性モデルの水着姿が広告のビジュアルとして起用されていたが、今年の広告ではプラスサイズの黒人のトランス女性が起用されている。
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そんな中、一部ネット上から、「ジムに通い、スタイルを維持して努力しているモデルが怠惰なデブに駆逐されるなんてありえない」といった趣旨の批判が上がり、多くのリツイートやいいね数を集めると、藤井は27日深夜、これに反応し、「太ってたら努力してない、なにもしてないと思うことがいろいろなこと見えてなさすぎ」と反論。さらに、「だいたいこの差別丸出しのツイートにここまでの賛同リツイートがついてる時点で本当にお里が知れるよね・・恥ずかしいわ」と指摘した。
藤井のこのツイートに対しネットからは、「自分が何を目指してるかを押し付けないで欲しい」「いろんな人がいろんな個性に魅力を感じていいと思う」「努力したければすればいいけど、努力してないように見える人を悪く言うこともない」という賛同が寄せられることに。また、藤井は“努力”という点について、「痩せてる人が努力してるとも限らないし、太ってる人が努力してないとも限らない」「努力の仕方は変わるもの。昔は水を飲まずに稽古することが努力だった。それは今では努力ではなく暴力です」ともつづっている。
一方では、藤井が使用した「お里が知れる」というワードについては侮蔑の要素が強く、差別に繋がりかねないとして「差別に対して差別で返すの…?」「差別に立ち向かう人が差別で返すってどうなんだろう」「敵対者に対してお里が知れるという差別を隠そうともしないのか」という批判が殺到し、その後、藤井は29日になり「とりあえずお里が知れるは使ってはいけなかったです。謝罪します」と言い、当該ツイートを削除している。
賛否寄せられた藤井のツイートだが、多様な価値観を認めるという点については多くが賛同の声となっていた。
記事内の引用について
藤井美穂公式ツイッターより https://twitter.com/mihoimiofficial