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NHK番組公式SNSの抗議デモ説明動画、国内外から批判「人種差別を助長するのはやめて」の声も

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画像はイメージです

 NHKの国際情報番組『これでわかった!世界のいま』の公式ツイッターアカウントがアップしたある動画が、物議を醸している。

 問題となっているのは、放送日の7日のアップされた動画。この日、番組では現在世界中で行われているアメリカの黒人死亡事件抗議デモについて取り上げ、過激化する背景について解説していた。しかし、公式ツイッターにアップされた動画では、タンクトップを着用した筋肉隆々の黒人男性のアニメーションが「俺たちの起こるその背景には、俺たち黒人と白人の貧富の格差があるんだ」「黒人より白人は平均資産をなんと7倍も持っているんだ」と叫び、さらに新型コロナウイルス感染拡大の影響で、失業か労働時間を削られた黒人は45%だと指摘し、「こんな怒りがあちこちで噴出したんだ」と歌うように説明していた。

 また、この動画の前後には、「白人警察官には黒人に対する漠然とした恐怖心があって、今回の抗議デモの発端となったような事件がなくならないとも言われている」「アメリカのデモが過激化していることには、黒人だけではなく様々なグループが関わっていることが分かってきているんだ。その1つが『アンティファ』。もう1つが、それと対立している『白人が一番だ』と考える『白人至上主義』のグループだ」「アメリカ社会は、考え方の違う両者が互いにののしり合って、どんどん分断が深まっていってしまったんだ」と解説していた。

 しかし、アニメーション動画について国内外から「収入が少なくなった腹いせにデモや過激な暴動を起こしているかのようなミスリードはやめましょうよ」「『黒人が格差を前に怒っている』という単純な理解を国営放送で流して人種差別を助長するのはやめてください」「無実の黒人が何人も殺されている事実をすり替えないで」という声が殺到。また、そのほかのツイートについても、「考え方の違いで罵り合ったんじゃなくて人種差別の問題ですよ」「差別をなくすための運動をしてるのに『なくならないとも言われている』って…」「NHKって公共放送ですよね?差別を肯定するつもりですか?」といった苦言が寄せられていた。

 発信内容のほか、アニメーションについても「差別や偏見を悪化させる」との声が集まっていた。削除を求める声もあるが、果たしてNHK側は対応するのだろうか――。

記事内の引用について
『これでわかった!世界のいま』公式ツイッターより https://twitter.com/nhk_sekaima

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