第5試合では、6人タッグマッチ、鈴木秀樹&ティモシー・サッチャー&イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.が、杉浦貴&小島聡&望月成晃と対戦。9.25愛知県体育館大会では、GHCタッグ選手権試合、チャンピオンチームの鈴木&サッチャーに、杉浦&小島が挑戦する。
試合は杉浦&小島が不穏な空気になりながらも、最後は小島がワグナーをウエスタン・ラリアットでカウント3。試合後、小島は杉浦に仲直りの握手を求めると、ダメージの深い杉浦は一本指で応じた。
バックステージでは小島が「あ、スギいた。ありがとうございました。スギ…」と言うと、杉浦は「なんで自分だけ逃げるの? 逃げれる余裕があるなら、俺も引っ張って逃げてよ」と抗議。小島は「自分しか逃げれなかった」と弁明するも、杉浦は「そういうところ出るよね」と不信感を拭えない様子。
すると、小島が「人まで助けてあげられる力がなかった。自分しか逃げられなかった」と開き直り、杉浦は「そういうところ出るよね。自分さえ良ければいいって」とチクリ。「不可抗力だから、これは本当に」とまた弁明する小島に、杉浦は「逃げるなら、俺にもちょっと力を貸してくれれば」と哀しみの表情を浮かべる。
小島は「間に合わなかった。自分だけ逃げればいいかと思って。自分だけとりあえず逃げなければと思って。でも、本当はスギのことをスゲェ思ってたんだけど。本当にこれは謝らなきゃいけないと思ってて。今は終わったばっかりだから、たぶん頭に来ていると思うけど、あと3分ぐらいしたらきっと気持ちに余裕ができると思う。俺はできてるから、余裕が。スギ、ありがとう!チャレンジャーになること決まっちゃって。こんなにチームとして乗りに乗っているチームはなかなか…。俺は32年やっているけど、こんなにウマが合うチーム、本当に初めてだから。誤爆したけど、同い年って意外といないから、この世界に。この世界で本当に同い年って…」と話しているところに、パイプイスを持って鈴木が乱入。
鈴木は「イス投げるぞ!どっちやんだ?」と挑発すると、杉浦は「こいつだけやっちゃえよ!」と小島を差し出す。小島は「ふざけんなよ、コメント中だぞ!」と言って、杉浦とともに去っていった。
プロレス愛溢れる小島にとって、天山広吉とのテンコジとはまた違った面白いタッグチームが出来るかもしれない。
◆プロレスリングノア◆
『STAR NAVIGATION 2022』
2022年9月15日
東京・後楽園ホール
観衆 538人
▼6人タッグマッチ(30分1本勝負)
鈴木秀樹&ティモシー・サッチャー&●イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.(15分36秒 片エビ固め)杉浦貴&小島聡○&望月成晃
※ウエスタン・ラリアット
(どら増田 / 写真©︎NOAH)