試合後、ジャクソンは「試合が終わって、俺は今、(昨年末に受けたヒザの手術の影響で)人生最悪のコンディションだ。でも俺は今、最悪の状態でもオマエらのチャンピオンのイマナリを倒した。俺こそがスピリット・オブ・ガンバレのチャンピオンだ。ここに俺を倒せる男なんて誰一人いない。だから、新チャンピオンである俺の前にひれ伏せ」とガンプロ勢を挑発。ここで現れたのが、ZERO1の昨年10.1新木場1stRING大会で開催された『風林火山タッグトーナメント2021』1回戦で、ジャクソンにフォール負けしているまなせゆうなだ。
まなせは「私を覚えているか?大谷晋二郎が私を推薦して、今成さんとタッグトーナメントに出た。ジャクソンに負けて、ずっと悔しかったんだよ。ガンバレの炎を消しに来ただと?ネクスト・チャレンジャー!ネクスト・スピリット・オブ・ガンバレ・チャンピオンズネーム、ゆうなまなせ!」と挑戦表明。ジャクソンは「前回対戦した時のことを覚えてないのか?ボコボコにしてやったのに、またやるのか?やりすぎて記憶まで吹っ飛ばしてしまったようだな!そこの最前列のお客さん三人がビックリして死んじゃうぐらい、オマエをボコボコにしてやるよ。それでもいいなら、挑戦を受けてやるよ。ユウナちゃん」とこれを受諾。
バックステージで、ジャクソンは「欲しいものを手に入れるためには、時には悪いことをしなければならないと以前話したが、その通りになった。簡単だったと言いたいところだけど、簡単ではなかった。イマナリを倒すのは大変だった。体調が100%じゃないことは言い訳にできない。チャンピオンになったからには、このチャンピオンシップを正当に扱いたいので、挑戦する者は皆受ける。その一人目がユウナちゃんだ」と男女関係なく、挑戦は受けていく意向のようだ。
まなせは「スピリット・オブ・ガンバレは性別も国籍も年齢も関係ない。私が女子で一番の挑戦者になり、最初のチャンピオンになりたい。それはスピリット・オブ・ガンバレの(初代王座決定)トーナメントが決まって、私の名がなかった時からずっと思ってました。前回コテンパンにやられた相手だけど止まってられません。私が次のチャンピオンになります」と一発獲りに意欲を見せた。
両者は、10月2日に行われる東京・板橋グリーンホール大会で対戦する。
◆ガンバレ☆プロレス◆
『パンチドランク・ラブ2022』
2022年9月3日
東京・成増アクトホール
観衆 118人
▼スピリット・オブ・ガンバレ世界無差別級選手権試合(60分1本勝負)
<王者>●今成夢人(20分28秒 片エビ固め)ハートリー・ジャクソン○<挑戦者>
※ジャンピング・パイルドライバー。今成が3度目の防衛に失敗、ジャクソンが第3代王者となる。
(どら増田)