これまでも、リベラルの立場からツイッターで政治批判を行ってきた町山氏。安倍元首相の国葬に対しては、先月22日に「葬儀は済んでいますので、故人を追悼する儀式は済んでいます。さらに国葬を行うのは故人のためではなく、今生きて権力の座にいる人たちが自分のためにするんですよ」とツイートするなど、反対の立場を見せている。
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そんな中、脳科学者の茂木健一郎氏が25日にツイッターで、「安倍さんの国葬で自分の内面が左右されるという人はどんなやわな脳をしているのだろう」と苦言を投稿。「実務的な意味で国政で議論すべき点は他にたくさんあるように思います」と指摘し、「外交日程としても発表されているし、粛々と進めるべきでしょう」と実施すべきとの意見を投稿した。
これに対し町山氏は同日、ツイッターで茂木氏のツイートを引用し、「わかった。国葬ただし鳥葬、で手を打とう」と投稿。さらに「獣葬でも可」とも投稿した。
また、茂木氏に対しては「もっと科学的に言ってくれ」と呼びかけ、「国民の半分が反対してる国葬は珍しいので、珍・国葬」と揶揄していた。
しかし、チベットで現在も続いている鳥葬や、マサイ族の文化である獣葬を、「手を打とう」というあたかも貶める文脈で使用したことに対し、ネット上からは「鳥葬をやってる地域を見下してる」「鳥葬やってる文化宗教へのヘイト」「政敵をおとしめるために軽々しく使うもんじゃない」「チベット人や伝統的に鳥葬する方に対する冒涜」「葬儀の文化を他文化圏の人が手を打とうなどと引き合いに出すのはどうかと思う」といった批判が殺到していた。
記事内の引用について
町山智浩公式ツイッターより https://twitter.com/TomoMachi
茂木健一郎公式ツイッターより https://twitter.com/kenichiromogi