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「ロキソニンを処方した」久住医師の投稿が物議 医師から疑問集まるも反論「『禁忌肢』に毒されてる」

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画像はイメージです

 新型コロナウイルスに関連し、テレビメディアなどに頻繁に出演している医師の久住英二氏が、妊婦にロキソニンを処方したところ、産科クリニックから変更の指示が出されたとして、ツイッターで怒りを露わにしている。

 現在、解熱鎮痛剤のカロナールは、新型コロナ第7波の影響により品薄が続いており、問題となっている。

 久住医師は4日にツイッターを更新。「妊娠中期の妊婦さん、解熱鎮痛剤としてロキソニンを処方した」と言い、その後、「産科のクリニックからカロナールに変更せよ、と調剤薬局に命令が」と自身の処方が変更されたことを告白した。

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 実は、ロキソニンは流産を引き起こす可能性が報告されており、妊婦にとって禁忌とされている薬。久住医師は処方した意図について、「カロナールが全国的に不足する中、なるべく使用をセーブしようと考えた」としつつも、「背後から弾を打ってくるのは医師だった」と怒りを綴っていた。

 この投稿に、医師で小説家の知念実希人氏は引用ツイートで、妊婦へのロキソニン服用のリスクを上げつつ、「基本的に禁忌です」と指摘。「その産科のドクターは妊婦さんと胎児を、あなたの危険な処方から守っただけです。あなたを重大な医療事故のリスクから守ったのです」と綴った。

 また、ツイートには他の医療従事者を名乗るアカウントからも「カロナールをセーブするのは結構だが、妊婦でやるのはどうかと」「他の人にはロキソニンで、妊婦にこそカロナール出すのが普通の考え」「妊婦さんにロキソニンを処方して、誰のためにカロナールを残すのですか?」といった声が集まることに。

 さらに、ネット上から「妊婦にロキソニンが駄目って素人でもわかりますよ」「『命令』とか『背後から』とかなぜそんな攻撃的なの?」「妊婦さんにロキソニンの処方箋を出す医師は恐ろしい」など不安の声も寄せられていた。

 一方、久住医師は5日になりツイッターで、「医師国家試験の『禁忌肢』に毒されてる医師が多いようですね」「後年になって科学的知見が集積して『今にして思えば変な禁忌だね』な事はしばしばあります」と反論。

 これには、医師の岩田健太郎氏がリプライで、「まあしかし、件の産科医の意見は妥当だと思います」と釘を刺したものの、久住医師は「カロナールが払底した後でも、医師は処方箋を出し続け、薬が入荷できないのは薬局のせい、とするのか?」と指摘。「リスクが大きく上昇する事はないから、と別の薬を選択することが医師の能力です」「ウチらはカロナールしか出さないんで!というのは、立派な態度なんですかねェ」と主張していた。

記事内の引用について
久住英二公式ツイッターより https://twitter.com/KusumiEiji
知念実希人公式ツイッターより https://twitter.com/MIKITO_777
岩田健太郎公式ツイッターより https://twitter.com/georgebest1969

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