この日、番組にリモート出演したのが、仙台医療センター臨床研究部ウイルスセンター長・西村秀一氏。同氏は今のウイルスについて「感染力が高く軽症、無症状であることが多い」と解説。さらに「エアロゾル対策の換気やマスクは、変異型の種類にかかわらず、感染抑制のためには重要」と求めた。
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エアロゾル感染とは、つまりは空気感染。感染者のせき・くしゃみ、会話から、ウイルスを含んだ飛沫が排出される。重い物は短時間で落下するが、一方、軽く空中を漂い続ける飛沫がエアロゾルだ。
そこで西村氏は「マスクを有効に使うためにピッタリつける必要がある」と見解。だが一方で、「メリハリをつける必要がある」として、「危ない時にピシッとつける。どうでもいい時は外す」と語った。
するとその後、自分の語りに熱を帯びた同氏は、一気にまくしたてる。「外を歩いていて風が吹いている時にマスクなんかやったってしょうがない。何の意味もないことをやっている。そういう時は外して普通の生活をすればいいんです。その時に邪魔になるのが『マスクが汚れている』という都市伝説があるんですね」と“都市伝説”という言葉を出して私見。
さらに続けて、「マスクは汚れてないです。マスクの表面は汚れてないので普通にポケットに入れて、使わなくていい時は、そのまま普通に暮らしてればいいんです」と怒涛の勢いでマシンガントーク。これには、さすがの同局社員でレギュラーコメンテーターの玉川徹氏も、最後まで横から入る隙もなく、西村氏にうなずかざるを得なかった。
司会の羽鳥慎一アナウンサーも、その圧に押されて「なるほどね……。適宜というところで、つける時はしっかりつける、外す時はしっかり外す。また改めて換気が大事ということになってきます」と何とか締めくくった。
だが、西村氏の都市伝説から始まる主張に、ネットでは「初めて聞いた」「これ、医者?何でも言いたい放題だな」「いやいや極端すぎる表現だな」「マスクが汚れてるのは誰でも分かるのに都市伝説って… こんなの平気でTVで言うんだね」「マスク汚れてるのは都市伝説じゃねーよ。ちゃんと顕微鏡で見てみろや」といった意見が。さらに「別に外させる理由もないだろ」「つけたりはずしたりはめんどい」といった指摘もあった。