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オリックスD1位ルーキー椋木蓮、惜しい! あと1人でノーヒットノーラン逃す「最後に一番、ダメなボールがいきました」

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椋木蓮

 オリックス・バファローズのドラフト1位ルーキー、椋木蓮が20日、大阪・京セラドーム大阪で行われた北海道日本ハムファイターズ戦に先発。9回ツーアウトまで無安打、3四球のノーヒットノーランピッチングを披露したが、代打の佐藤龍世にセンター前へ運ばれてしまい偉業達成は逃した。プロ2戦目ながら、ここまで116球を投じたルーキーは、マウンドをクローザーの平野佳寿に譲り、大拍手の中、ベンチに戻った。悔しさをにじませたが、チームは3回に吉田正尚が放った10号2ランの2点を守り2-0で勝利。首位、福岡ソフトバンクホークスとのゲーム差を3.5に縮めるとともに、借金を「1」にまで減らしている。椋木は初先発から2連勝で2勝目をマークした。

 椋木は9回のマウンドに上がる際、「8回くらいから、1球ずつファンの皆さんが拍手をしてくれていた」そうだが、「その気持ちに応えたい一心で投げたんですけど…最後に一番、ダメなボールがいきました」と苦笑い。「最後は三振を取ろうという欲が出てしまってダメでしたね」とヒットを打たれた場面を振り返った。

 完投ペースで投げていたが「自分自身も9回までいけると思っていなかったですし、こうやってチャンスがあったので、なんとか狙いたかったんですけど、最後は体力もなかったですし、まだまだだなと思いました。球数が100球を超えることも今年始めてでしたし、非常にいい経験ができたなと思います」とかなり手ごたえがあった様子。

 「自分の持ち味はテンポよくいいボールを投げ込んでいくことだと思っていますし、しっかりとそれを徹底して、いい立ち上がりができました。自分自身も連勝できましたし、チームの連勝にも貢献できたので非常にうれしく思います!この調子で連勝していけるように、少しでもチームに貢献できるようにこれからも頑張っていきます!」と後半戦の飛躍を誓っていた。

 ホームランを放った吉田正が「前回も素晴らしいピッチングをしていましたし、今回も最後までワクワクしながら見ていました!ナイスピッチングでした!本当にあと一人というところでしたけど、なかなかこんな経験はできないと思いますし、また彼ならこのようなピッチングをしてくれると思いますので、次はぜひ、期待していいと思います!」と絶賛し、椋木は笑みを浮かべた。オリックスが連覇する上で、キーマンになるかもしれない。

(どら増田)

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