同団体は公示当日まで、立候補者の情報が全くなし。ネット上での《#ごぼうチャレンジ》に俳優の山田孝之、山下智久、三浦翔平、お笑いタレントの宮迫博之、ロンドンブーツ1号2号の田村淳、歌手のGACKT、人気バンド、ONE OK ROCKのTakaらが支援を表明。格闘家の朝倉未来がスポーツアドバイザーに就任していた。
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さらに、第一声には天狗の仮面をかぶった奥野卓志代表が日本でも人気だった格闘家のボブ・サップとピーター・アーツを引き連れて登場。人気ユーチューバーのヒカルやてんちむ、ラファエル、青汁王子こと三崎優太氏らとコラボし、街頭演説には実業家の春木開氏や格闘家の久保優太と元妻で歌手のサラ、仮面女子も参加するなど異例の選挙戦を繰り広げていた。
「山田、山下、三浦、Takaは、NHK党から比例で出馬し当選したガーシーこと人気ユーチューバーの東谷義和氏と交友関係があることが知られているだけに、東谷氏をバックアップするための団体かと思われていたが、まったく関係なく、独自の選挙戦を展開。しかし、諸派扱いで選挙戦をリポートしたのは一部スポーツ紙のみ。おかげで、まったく活動が浸透しなかった」(政治部記者)
ごぼうの党は参院選には比例区に計11人の候補を擁立するも、候補者名と政党名を合わせて19万5000票しか獲得できず。東谷氏が候補者名「ガーシー」のみで獲得した28万票にも及ばなかった。
「初の選挙だったこともあって、集票のための選挙の戦略がまったくなかった。NHK党のように地道な活動に加え、選挙戦略、それに加え、大物の出馬もないと集票は難しいだろう」(同)
選挙後の活動が重要になりそうだ。