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リオ、東京と2大会連続のオリンピック出場を果たした石井。「お話をいただいた時はネガティブな感想しかなくて、売れるのかなと心配でした。でも、なかなかフォトブックを出す機会もないですし、喜んでくださる方がいればという思いで挑戦しました」と心境を語った。
『泣き虫の笑顔』というタイトルについて、「笑顔でプレイしている印象があるかもしれませんが、練習中もすぐ泣いちゃったり、悔しさをこらえられない性格や人見知りで泣いてしまうこともありました。泣き虫ですが、ファンの方々からは『笑顔に元気をもらえる』と言っていただけるので、このタイトルがぴったりだと思います」と笑顔を見せた。
撮影は選手人生をスタートした思い出の地、神戸で行われた。「(兵庫県立)舞子公園で撮影した時、釣りをしているおじさんたちからその場で釣り竿を借りて撮影したのが印象に残っています」と撮影時のエピソードを紹介。お気に入りの1枚は、白いドレス姿の室内ショット。「恥ずかしくて最初は赤面していたんですけど、明るく和やかなムードの現場ですぐにリラックスできました。なかなか着る機会もないですし、チャペルで撮影することもないので」と振り返った。チームメイトからは「かわいい」と反響があったそうで、自身も「結婚・出産はずっと憧れているので、死ぬまでに経験したい」と願望を明かしていた。
所属する久光スプリングスは、2021-2022シーズンで優勝。コロナ禍の不規則日程の中での優勝に「今までになくチームの一体感があったシーズン。これまで経験してきたよりも格段にうれしい優勝でした」と充実の表情。来シーズンは「追われる立場ですが、挑戦者の気持ちで自信をもって戦いたい。AVCアジアクラブ選手権もありますので、リーグ、皇后杯の連覇とアジアクラブの優勝で世界クラブ選手権に進出したいです」と来たるべき戦いを見据えていた。
(取材・文:石河コウヘイ)