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スピードスケート高木美帆がJOCスポーツ賞・最優秀賞「高いところをめざして頑張っていけたら」 

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高木美帆

 北京2022冬季オリンピックで金メダルを獲得したスケート・スピードスケートの高木美帆が16日、都内で行われた「オリンピックコンサート2022」に出席した。

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 「オリンピックコンサート」は、オリンピック映像とオーケストラ演奏を融合させ、オリンピックの価値を知ってもらう目的で1997年より毎年開催されている。今回は“夢をありがとう、つなごう明日へ!”をテーマに北京五輪、東京五輪の映像が流され、中田延亮指揮のTHE ORCHESTRA JAPANによる演奏が行われた。途中、合唱でNHK東京児童合唱団やゲストアーティストとしてmiletも参加。ナビゲーターは藤本隆宏が務めた。

 コンサートには、高木のほか、北京五輪メダリストの永井秀昭(スキー・ノルディック複合)、村瀬心椛(スキー・スノーボード)、高木菜那(スケート・スピードスケート)、鍵山優真(スケート・フィギュアスケート)、川除大輝(クロスカントリースキー)や、東京五輪メダリストの橋本大輝(体操・体操競技)、山田優(フェンシング)、見延和靖(フェンシング)、加納虹輝(フェンシング)、宇山賢(フェンシング)、喜友名諒(空手)、西矢椛(スケートボード)らが出席した。出席予定だった森井大輝(アルペンスキー)は欠席した。

 プログラムの第2部では「令和3年度 JOCスポーツ賞年度賞」の表彰も行われ、最優秀賞に輝いた高木は「私が初めてオリンピックに出場することができたのは15歳の時。そこかたくさんのことがあった。それでも平昌、北京とやって来れたのはみなさんの支えがあったから」と述べ、「今回は一年で夏と冬のオリンピックが開催されました。応援してくださる皆さんも大変な一年だったんじゃないかなって。皆さんと最後まで走り抜けることができてよかったです」と感想を述べる。

 今後の目標を聞かれると、「新しい一歩を踏み出そうと決めていて、今日から、一つ一ついろんなことを乗り越えて成長できるように頑張りたい。(この日出演した)miletさんの歌にあるように、高いところをめざして頑張っていけたら」と話した。

 miletは東京五輪の閉会式で「愛の讃歌」を熱唱。昨年発表した「Fly High」もNHKウィンタースポーツテーマソングとして北京五輪の中継で流れるなど、五輪を盛り上げた一人だ。「『Fly High』は、ずっと戦っている選手の皆さんの姿を見ながら書いた曲。戦うみなさんのバックで流していただいて嬉しかったですし、選手が頑張っている姿は自分のことのように胸を打ちました」とその「Fly High」制作時の心境などを紹介。

 自身もスポーツと縁の深い家庭で育ったと言い、「スポーツ一家だったんです。私も水泳とか様々なスポーツをやっていたんです。しばらくスポーツをすることから離れていたんですけど、見るとやりたくなりますね」と笑顔を見せ、「今日、アスリートがいる前で歌うとなって、胸がいっぱいになっちゃうかなって思っていたけど、初めて生で届けられてとても嬉しかった。ただただ楽しく幸せな時間でした」と感想を述べていた。

(取材・文:名鹿祥史)

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