「男女ともに、大会期間中は多くのフィギュアの元五輪選手が各テレビ局で解説などの仕事をこなしていたが、なんと言っても、2006年トリノ五輪金メダリストの荒川静香さんが一番人気だし、説得力があった。女子だと、荒川さんに次ぐ実績は浅田さん。国民的人気者となったが、なぜか、今回、全く稼働することがなかった」(スポーツ紙デスク)
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ジュニア時代から「天才少女」と呼ばれ、将来の金メダル候補と言われていた浅田さんだが、今にして思えば全盛期と言われていたトリノ五輪は、ISU(国際スケート連盟)の定めた「五輪前年の6月30日までに15歳」という年齢制限に87日足りずに、代表資格を得られず。
続くバンクーバーは、韓国のキム・ヨナに敗れ銀メダル。最後の五輪となった14年のソチは6位入賞。その後、1年間の休養を経て、現役復帰を果たしたものの、17年4月に現役を引退。
引退後、アイスショーに出演したり、タレント活動をこなしていたが、18年の平昌(ピョンチャン)五輪関連の仕事をこなすことはなかった。
ニュースサイト「週刊女性PRIME」(主婦と生活社)は、五輪関連の仕事をこなさなかった背景には、日本スケート連盟との確執や、前所属事務所とのトラブルがささやかれていたというが、現事務所はそれを否定。
事務所によると、五輪出演の依頼はあったが、今夏メドに浅田さんがプロデュースする新たなアイスショーの全国開催スタートに向けた準備を最優先。そのため、オファーを断ったというのだ。
19日放送のTBS系ドキュメンタリー番組「バース・デイ」は、浅田さんに密着した様子を放送。昨年4月のアイスショー後に、一度はスケートリンクから離れたものの、1か月ほどの休養の後に復帰したことを明かし、「(今は)新しいショーに向けて新たなプログラムを作っている」と今後に向けた展望を語った。
スケートからは離れていなかったようで、アイスショーが軌道に乗って余裕ができれば、フィギュア関連の仕事をこなす気になるかもしれない。