スノーボードで思い出されるのは、2010年のバンクーバーオリンピックに出場し何かと世間を騒がせた國母和宏だ。國母といえば、空港から現地に出発する際、ドレッドヘアに腰パン、ネクタイを緩ませた姿で登場し、その後の会見で服装の乱れについて問われると「反省してまーす」「チッ、うっせーな」との言葉を連発。そのアスリートらしからぬ態度に当時は「なめてる」「日本の代表として恥ずかしくないのか」などの批判が多く浴びせられた。
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さらに國母は2019年には大麻取締法違反の容疑で逮捕され再び悪行で話題になってしまう。何かと競技以外で注目されることが多かった國母だが、今は何をしているのだろうか。
「悪い面ばかりが目立った國母さんですが、競技者としての実績はすばらしく数々の大会で好成績を残してきました。2014年のソチオリンピックにはコーチとして日本代表のスノボチームを支え、平野選手の銀メダル獲得に貢献しています。平野選手も尊敬する選手として國母さんの名前を挙げることもあるほどでした。その後はコーチ業を離れますが、連盟は國母さんの高い経験値や人間性を評価して任命していたので、解任というよりは、自身もプロスノーボーダーとして活動しているため、その活動に力を入れたかったのだと思われます。実際、コーチを離れてからはプロスノーボーダーとしてアメリカを拠点として、スノーボードのビデオの撮影に出演するなどして活躍しています。年収は数千万円とも言われるほどです」(芸能記者)
一方で、このような活動もしているようだ。
「アパレル業界にも進出し、今は友人が手がけるスノボウェアのブランドに所属してスノボウェアの開発などに携わっています。ブランドは昨年の12月にアメリカとカナダに進出するなど順調な様子。ブランドのモデルも務め、自分が滑るのとはまた違った角度でもスノボードに携わっていますよ」(前出・同)
とはいえ、いまだに当時の“やんちゃさ”が垣間見える時もある。
「自身のInstagramではタトゥーを掘られた最中の写真を添え、タトゥーを入れたことを報告するなど型にはまらない生き方をしている面が見られます。一方で、3人の幼い子どもたちに絵本を読み聞かせる写真とともに『一緒に滑れるようになったら最高だなー』とつづるなど、優しい父親の一面も見せていますよ」(前出・同)
服装への批判や逮捕など、世間から冷たい目線を向けられることが多かった國母だが、今はアスリートとして、父親として、満ち足りた生活をしているようだ。
記事内の引用について
國母和宏の公式Instagramより
https://www.instagram.com/kazukokubo/