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吉田沙保里、聖火リレー裏側を明かす「今思い出しても鳥肌」長嶋、王、松井ら球界のレジェンドと共演

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吉田沙保里

 元女子レスリング王者でタレントの吉田沙保里が24日、オンライン開催された「ASICS東京2020オリンピック競技大会オンライン観戦イベント『REDスタジアム』」に、サッカー解説者の本並健治・元サッカー女子日本代表の丸山桂里奈夫妻や、女子バレー元女子日本代表の江畑幸子と出席。東京五輪の開会式を振り返った。

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 吉田は23日の開会式で聖火リレーランナーの1人として登場。プロ野球の長嶋茂雄、王貞治、松井秀喜へ聖火を繋いで話題となったが、この時のことを「かなり緊張しました」と照れ笑いで振り返り、「無観客。それが残念だったんですけど、日本のプロ野球のレジェンドに聖火を繋げるなんて今思い出しても鳥肌が立ちます」と球界のレジェンドにリレーを繋いだ瞬間を振り返る。

 当日は柔道の野村忠宏とのペアでの聖火リレーだったが、その野村と足並みを合わせるのが難しかったとも語り、「最後の最後まで、野村さんとは『右から入るんだな』とか打ち合わせしていたんですけど、リハの時よりも、タイミングが合わなくて……」とため息。フライング気味に一歩を踏み出したことを振り返って反省した。

 過去の出場オリンピックでの最も感動した試合を問われると、吉田は「どんな大会も印象に残っていますけど、北京オリンピックの決勝戦」と回答。「中国の選手を相手に最後フォール勝ちしたんですけど、勝ち方も気持ちよかった」と述べ、「中国の応援がすごかったけど、マットに上がった瞬間、中国語の(中国の選手に向けた)応援が(なぜか)自分の応援のように感じた。わたしのために言ってくれているように感じた」と回顧。相手の応援を自分の応援だと思い込むことで勝利を呼び寄せたというこの吉田の話に、丸山、本並、江畑の3人は感心しきりだった。

(取材・文:名鹿祥史)※文中敬称略

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