それは、東野が新幹線で東京から大阪へ向かっていた時のこと。東野によるとその日、駅で買ったソーセージ入りのパンを食べながら、車内で時間を過ごしていたという。すると、東野の反対側に座っていたサラリーマン風の男が「臭えんだよ!」といきなり怒鳴ってきたのだとか。これに東野は「何が臭いねん! 俺いつもこれ食べてるんですよ、品川駅から。何もそんな臭いって1回も言われたことないですよ」と言い返したそうだが、相手も「臭えんだよ、誰も言えねぇんだよ。やめろそれ」と一歩も引かなかったとのこと。東野は納得がいかなかったものの、結局、パンを紙袋にしまい、そのままフテ寝を決め込んだという。
>>【有名人マジギレ事件簿】バカリズム、『IPPONグランプリ』共演者に「黙ってろよ!」<<
新幹線のトラブルと言えば、過去にも様々な芸能人が怒りを露わにしている。
NON STYLE・石田明は19年、自身のツイッターに、後ろの座席にいる利用者が窓とシートの間から足を突き出している写真をアップし、「新幹線。すげー不愉快。みんなマナーは守ろうね」と苦言を呈した。すると、この投稿を見たピン芸人のキンタロー。が「それ私も正に二日前にくらいました めちゃくちゃ臭かったです」「腹立ちますよねマナー悪すぎる」と同様の理由で激怒した経験を明かしている。
さらに後日、おぎやはぎ・矢作兼も、過去に石田たちと全く同じ被害にあったことをラジオで告白し、「ライター持ってたから、何度燃やそうと思ったか、その足を…。そいつは燃やされても絶対に文句言えねぇよ!」と怒りをぶちまけた。
そして、芸能人の中でも、特に新幹線の激怒エピソードを披露しているのがダウンタウン・松本人志だ。まず94年に発売した著書の中では、車内で騒ぐ子どもやその親に対し、「新幹線も飛行機も、わけもわからん禁煙席を作るぐらいなら、禁ガキ席を作れボケタレ!」と不満を爆発。また18年には、新幹線で寝ている時に写真を求めてくるファンへの苛立ちを明かしたほか、今年2月にも、同じ車両で出くわした親子にブチギレるトークを披露している。
松本によると、車内にいた子どもは、まだ言葉が理解できないような乳幼児だったそう。にもかかわらず、母親は「あれ食べよっか」「あれ見てごらん」などと、ずっと話しかけていたのだとか。松本は子どもに話しかけることで言葉を覚えるという教育があることを理解しつつも、「家でやったらええやんか。新幹線はそういう場所じゃないやん、ずっとしゃべっとる! 一番うるさいねん!」とブチギレていた。
芸能人は仕事の関係で移動が多くなってしまうため、新幹線にまつわる激怒エピソードも多いようだ。