特に顕著となっているが、一般人では考えられない物に性的興奮を覚え、盗みに入って収集する事件。報じられるたびに、「信じられない」と驚きの声が上がる。
>>中学校教諭の既婚男女、学校でわいせつ行為をして懲戒免職 目撃した人物から情報提供か<<
今年3月、兵庫県明石市で61歳の男が小学校に窓ガラスを割って侵入すると、女子更衣室に保管されていたホイッスル1個を盗み、逃走した。男は別の小学校侵入事件で逮捕されており、捜査の過程でこの事件も発覚したのだ。
男は翌4月、窃盗などの疑いで逮捕される。取り調べに対しては「性的嗜好を満たすためにやった」と供述した。なお、ホイッスルは57歳の女性教諭が使っていたものだった。ホイッスルを使ってどのように性的嗜好を満たしていたのかは、わかっていない。
北海道札幌市では2021年7月、当時41歳の男が同市にある建築現場の事務所に侵入し、作業服とズボン4点を盗んだ。警報アラームが鳴り、警察官が駆けつけたが、男は逃走した。
その後、警察が防犯カメラの映像などから男を特定し、同月、建造物侵入と窃盗の疑いで逮捕した。取り調べに対しては「匂いが嗅ぎたくて盗んだ」と供述したとのこと。かなり汗臭い代物だと思われるが、男はこのきつい匂いに、惹かれていたようだった。
同じ札幌市では2020年8月、当時23歳の男が男子児童のランドセル、女子児童の靴、100足の靴、自転車のサドルなどを盗んだとして逮捕された。
男女構わず靴、サドル、ランドセルに異常な執念を燃やしていた男は、取り調べに対し、「自身の欲求を満たすためだった」と話したとのこと。一体、どのような目的だったのかは、わかっていない。なお、この男は4度目の逮捕だったということだ。
被害者にとっては迷惑でしかない、性的欲求を満たすための窃盗事件。異常な執着と極めて高い再犯性という共通点がある。