梅川氏は、いずれも園監督の作品で吉高由里子主演の「蛇にピアス」(2008年公開)、染谷将太と二階堂ふみ主演の「ヒミズ」(2012年公開)などを手掛け、「ヒミズ」では名プロデューサー・藤本真澄の名を冠した「藤本賞・特別賞」を受賞。業界では、園監督の右腕的存在として知られている。
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同誌によると、19年7月、同じ舞台を観劇していて梅川氏と出会った女優に後日、食事の誘いが。都内の飲食店に呼ばれ、最初は舞台の話をしていたが、杯を重ねるにつれ性的な話題ばかりに。終電が近いので帰ろうとすると、トイレで性的な写真を撮影して送るように強要したという。
また、別の女優の自宅までついて行き、性行為を断られると、その女優のキャスティングはすでに決まっていたのに、降板させてしまったというのだ。
「この証言から、園監督率いる園組の間では、性加害が横行していたことが浮き彫りになってしまった。ここまで来たら膿を出し切って浄化しないと、加害者たちが反省することはないだろう。今後、少なからず園組の仕事に影響が出ることになりそうだ」(映画業界関係者)
この状況の中、声を上げたのが女優の吉高。吉高は2006年に園監督がメガホンを取った「紀子の食卓」で映画デビューを果たし、「蛇にピアス」でブレークを果たしていた。
吉高は6日に自身のツイッターを更新。《はぁ…なんかそんな件で名前を聞きたくなかった方々が…》と切り出し、《よくない。優越ある地位を利用して 夢に向かう姿を欺くなんて。本当に残念 被害者の方は 名前を見るだけで 深く長く強く苦しむんだから 悲しいや》と園監督の名前を出さなかったものの、胸中を明かしたのだ。この書き込みから、吉高は難を逃れていたと思われる。