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東京女子・中島翔子のプリプリ王座に挑戦する愛野ユキ「力ずくで持ってる武器を全部ぶつける」

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中島翔子、愛野ユキ

 東京女子プロレスが2日、東京・両国KFCホールで「TJPW SPRING TOUR '22」を開催。姉・天満のどかの卒業で一人立ちを決意した愛野ユキが同9日、東京・後楽園ホールでの王者・中島翔子とのプリンセス・オブ・プリンセス選手権に向けベルト獲りを宣言した。

 オープニングで行われた同王座戦の公開調印式で、愛野は「先週(3月26日、東京・大手町三井ホール)、挑戦表明した時に、“東京女子を引っ張る人になりたい”と言いました。ありのままの私は団体行動が苦手で、できるだけ家にいたいタイプのただのオタクです。なのに団体に所属して、こんなアクティブでしかないプロレスをやってるというのは、東京女子に出会って大好きになったからです。その好きって気持ちが結果につながる姿を見せられたら、誰かに希望を与えるんじゃないかなって。私は先輩たちのようにはなれないけど、そういう形で東京女子を引っ張ることもできるんじゃないかと。中島さんのことをメッチャ尊敬してるし、メッチャ大好きです。だからこそ力ずくで持ってる武器を全部ぶつけて、ぶっ倒して先輩たちが高め続けてきたこのベルトを巻きたいです」とキッパリ。

 王者の中島は「愛野ユキはタッグ屋として強い印象があったんですが、パートナーが引退して、一人での再スタートになると思ってます。私にとっては10代目チャンピオンとしてのスタート。今回のタイトルマッチ、2人でいいスタートを切ることが東京女子の第二章の始まりになると思ってます。だから持ってるものを全てぶつけてほしいし、このベルトを獲った時以上の力で迎え撃つ準備はできてます」と臨戦態勢を整えていた。

 この日、試合では愛野は鈴芽、遠藤有栖とトリオを組み、中島、坂崎ユカ、瑞希の王者チームと対戦。愛野は中島を豪快にデッドリードライブで投げ捨てると、中島はウラカンラナ、619で反撃。愛野もサイドスープレックスを決めるなど、王者相手に一歩も引かず。最後は中島が超高速のトペを見舞って愛野を排除すると、瑞希が鈴芽にキューティースペシャルを決めて3カウントを奪取し、前哨戦は王者組が制している。

(どら増田)

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