両日ともメインイベントでは、団体最高峰のベルト、赤いベルトことワールド・オブ・スターダム選手権試合が行われ、チャンピオンの朱里が26日はジュリアを、27日は岩谷麻優を破る強さを発揮。ドンナ・デル・モンド(DDM)からの脱退も表明。最強のボディーガードこと三浦亜美と新ユニットを結成する意向だ。
朱里に敗れたジュリアは「赤いベルト、取れなかった~…。でもね、私はずっと求めてた、めざしたいものをずっと探してた。ずっと私に超えたいと思わせてくれる相手が目の前に今いる。こんなに幸せなことはないよ、プロレスラーとして。朱里、あなたには本当に特別な思い、言葉では伝えきれない特別な思いがたくさんある。でも、これからは…。だーれもスターダムの選手らが朱里にケンカ売らないんだったら、最初の一人目ジュリアがやっちゃうからね。朱世界、いやいやいや、邪魔者がいないと朱里もやりがいがないでしょ。たっぷり邪魔してやるから。まあ、せいぜいボディーガード引き連れて、新しいユニット頑張ってくれよ。ありがとう。アリベデルチ、またな」と朱里のライバルになると宣言。
岩谷は「今日は久しぶりのメインイベントで赤いベルト。自分にとって最高のチャンスだったし、赤いベルト3度目、巻いて、スターダムの新しい記録とこのチャンスを自分のものにして赤いベルトを取り返したかった。でも、この結果が今の自分の実力なのかなって思います。でも!自分はまだまだあきらめるつもりはありません。岩谷麻優、宣言します!必ず今年こそベルトを巻く。今日赤いベルト巻けなかった。けど!次はSWAのベルトをめざします!赤いベルトを今日取れなかった自分が何を言ってるんだって思うかもしれないけど、岩谷麻優は新記録を作る。SWAを巻いたらフューチャーはできた当初から権限がなかったので、それ以外のベルト、(SWAを取れば)グランドスラム達成なので。2022年、岩谷麻優、赤いベルトは取れなかったけど、必ず今年こそベルトを巻きたいと思います。応援ありがとうございました」と今後はSWA世界王座に狙いを定めるようだ。
朱里は「岩谷麻優にリベンジを果たしました。そして、両国2日間、私が赤いベルトを守り抜きました。でも、これが終わりではない。スターダムにはすごく強い選手がたくさんいます。私はどんどん防衛戦をいろんな選手としていきたいと思ってます。そして私のユニット、来月始動していくのでみなさん楽しみにしていてください。私の勢いは止まらない。自分の道をどんどん突き進む」と絶対王者になるべく我が道を突き進んでいく。
シンデレラ・トーナメントでは、朱里はシードになっており、ひめかと琉悪夏の勝者と2回戦を行う。
◆スターダム◆
『STARDOM WORLD CLIMAX 2022〜The Best〜』
2022年3月26日
東京・両国国技館
観衆 2712人
▼ワールド・オブ・スターダム選手権試合(30分1本勝負)
<王者>○朱里(26分54秒 片エビ固め)ジュリア●<挑戦者>
※朱世界
※第14代王者が2度目の防衛に成功
『STARDOM WORLD CLIMAX 2022〜The Top〜』
2022年3月27日
東京・両国国技館
観衆 3085人
▼ワールド・オブ・スターダム選手権試合(30分1本勝負)
<王者>○朱里(28分57秒 白虎)岩谷麻優●<挑戦者>
※第14代王者が3度目の防衛に成功
(どら増田 / 写真・ブシロードファイト)