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平幕・石浦の危うい相撲を解説が指摘、前日の取り組みも衝突を避けた?「無理せずに再休場すべき」の声も

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 24日に行われた大相撲3月場所12日目。今場所5敗目を喫した平幕・石浦の相撲がネット上で物議を醸している。

 前日まで「1勝4敗6休」の石浦はこの日、「2勝9敗」の小結・隆の勝と対戦。立ち合い諸手突きを選択するも、隆の勝の出足を全く止められずに土俵外に送り出された。取組開始から約2秒で早々に敗戦したこの一番を受け、NHK大相撲中継で解説を務めていた陸奥親方(元大関・霧島)は「やっぱりこう、立ち合い当たるのが怖そうに見えますね」と指摘した。

 石浦は15日(場所3日目)の平幕・琴ノ若戦で首を痛め、翌16日(4日目)に「頚椎(けいつい)症性神経根症の憎悪のため、向後2週間程度の安静加療を要する」との診断書を相撲協会に提出し休場。その後、23日(11日目)から再出場しているが、陸奥親方は故障悪化を恐れて当たりが鈍くなっているように見えると心配しているようだ。

 >>大相撲、舞の海氏に「過去最悪レベルの失言」批判相次ぐ 首痛めうずくまる力士に“冷める”、非情な発言が物議<<

 この日の石浦の相撲を受け、ネット上には「確かに首をかばってるように見える、問題ないなら頭から当たりながら懐に潜り込んでたはず」、「立ち合いの衝撃恐れたのか、足も全く動いてなかったな」と同調の声が寄せられた。同時に、「そういえば昨日の隠岐の海戦もまともに当たれてなかったよな」、「2日連続でまともに当たることを恐れてる節はある」と、前日の取組を思い返すコメントも多数みられた。

 「石浦は再出場当日の11日目に平幕・隠岐の海に敗戦していますが、同戦でも立ち合い左に変化した後に距離をとって突っ張るなど、正面衝突を避けるような相撲を見せています。一夜明けた今回の隆の勝戦でも諸手突きで立ち合いの衝撃を和らげるような取り口を選択したことを含めると、首の状態はあまり思わしくないのではないでしょうか」(相撲ライター)

 12日目終了時点で「1勝5敗6休」と既に勝ち越しの可能性は消滅しているため、一部からは「次場所のためにも、もう無理せずに再休場すべきだ」という声も挙がっている石浦。25日の13日目も出場し平幕・佐田の海に敗れたが、このまま千秋楽まで強行出場を続けるつもりなのだろうか。

文 / 柴田雅人

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