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ゼレンスキー大統領の経歴で注目、日本のコメディアン出身政治家の評価は?

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 ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領の経歴で注目なのが、コメディアン出身である点だろう。主演した『国民の僕』では、素人が大統領に当選するストーリーで、それを実現してしまったと話題になっている。現在の所属政党もこのタイトルにちなんでいる。

 日本にもタレント出身の政治家は多いが、ゼレンスキー大統領に同じくコメディアン出身の人間もいる。彼らはどういった活躍をしていたのか、改めて見てみたい。

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 コメディアン出身の政治家の代表格と言えるのが、2007年に亡くなった横山ノックさんだろう。2000年に芸能界を引退した上岡龍太郎氏らとトリオを組んでいたこともある。1968年に参議院議員に当選。1995年に議員を辞職して大阪府知事選に立候補し、当選を果たす。この選挙は前職が不祥事疑惑を受けて不出馬を表明したため、新人5人が立候補。横山さんは与野党相乗りの政党支持を受けた候補を破った。

 当初はテレビ出演を継続する政治家兼タレントをめざしたが、大阪府の財政再建への注力などを理由に政治活動に専念することに。一定の成果を出したことが評価されたのか、1999年の選挙でも再戦を果たす。しかし、間もなく選挙活動中に運動員をしていた女子大生へのセクハラが明るみに。起訴されると横山さんは府知事を辞職した。セクハラで自身の立場を失ってしまった。

 横山さんに同じく1995年の選挙で東京都知事に当選したのが、2006年に亡くなった青島幸男さんだ。青島さんは放送作家をしていたが、バラエティ番組にも積極的に出演していた。こちらも下馬評では政党の支援を受けた候補が有利と目されていたが、無党派で当選。翌年に開催予定だった世界都市博を公約通り中止し、高い評価を受ける。ただ、その後の都政運営に関しては「役人任せ」との声も多い。

 2011年に亡くなった落語家の立川談志さんは1971年から77年にかけて参議院議員を1期務めている。沖縄開発政務次官に就任するも、二日酔いで記者会見に臨み、批判を受け辞任する破天荒伝説を残している。

 漫才師の西川きよし氏は1986年から2004年まで参議院議員を3期務めた。議員時代は福祉関係の充実を掲げ、政治活動に邁進。現在も関連する講演を手がけるなどしている。評価が分かれることが多いコメディアン出身政治家の中では、安定の活躍を見せていると言えるだろう。

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