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性加害報道の榊英雄監督作品が予定通り公開される方向になった裏事情

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安田顕

 映画へのキャスティングを持ち掛けて複数の女優に性的関係を強要したことを一部で報じられていた、映画監督で俳優の榊英雄の監督作「ハザードランプ」の製作委員会は15日、報道について《事実であれば決して許されない》などとした上で、当初の予定通り4月15日の公開に向けて準備を進めているとの文書を同作の公式ホームページなどに掲載した。 

 同作品は安田顕と山田裕貴のダブル主演で、夜の地方都市を走る運転代行社のドライバー2人と客との濃密な人間模様を描いた作品。

 ​>>監督の失恋で制作中止になった映画も?『蜜月』公開中止だけじゃない、映画業界のセクハラ問題はほかにも<<​​​

 文書では、《榊英雄氏に関する報道について、心を痛められている全ての皆様に心よりお見舞い申し上げます》と被害者を気遣った。

 そのうえで、《報道されている性加害、ハラスメントは、事実であれば決して許されない事であり、映画『ハザードランプ』製作委員会としても断固非難致します》と見解を表明。

 そして、《映画は多くのスタッフ、キャストなど関係者の労力と協力のもと、共同作業で製作されております。関係者の尽力に報いるためにも、また映画の公開を望んでくださっているお客様のためにも、映画『ハザードランプ』を劇場公開したいと考えております》と、当初の予定通り4月15日の公開で準備を進めていることを明かした。

 「すでに榊監督の作品である『蜜月』が公開中止になっているが、PTSD(心的外傷後ストレス障害)、性被害など、センシティブな問題を題材にした物語だっただけに完全にアウト。それに比べ、『ハザードランプ』は劇場に足を運びたくない人はそうすればいいだけの話。なので、公開する方向のようだが、事前のPRイベントは開催できなくなってしまった」(映画業界関係者)

 そして、その背景には〝大人の事情〟もあったようだ。
 「安田も山田も大手の事務所に所属。その両者からそれなりの〝圧〟もかかったようで、公開が決まったようだ」(同)

 安田と山田は公開の方向が決まり胸をなで下ろしているはずだ。 

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