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映画『大怪獣のあとしまつ』に酷評が集まるワケ 報道にもNGワードがあった?

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 邦画大手の松竹と東映というライバル2社が、初の共同プロジェクトとしてタッグを組む異例の作品として注目を浴びた映画「大怪獣のあとしまつ」(三木聡監督)が今月4日から公開中だ。

 同作はドラマ「時効警察」シリーズの三木氏が監督・脚本を担った空想特撮エンタテインメント。Hey! Say! JUMPの山田涼介が、大怪獣の死体処理という難題を命じられる特務隊員を演じるほか、土屋太鳳、濱田岳、オダギリジョー、西田敏行ら豪華キャストが共演した。

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 5日と6日の「国内映画ランキング」(興行通信社発表)では、2日間で動員8万8000人、興収1億2000万円を記録し3位に初登場したのだが……。

 「公開から数日は良かったが、ネット上には見た人たちの酷評が書き込まれ、2週目以降はどこの劇場でも閑古鳥が鳴いている状態。すでにPR活動は終了してしまったので、製作サイドとしては大誤算だったようだ」(映画業界関係者)

 ネット上では《豪華キャストの豪華な無駄遣い》、《腐り果てたシン・ゴジラ》、《最後まで席を立たなかった自分を褒めたい》、《台詞も、ひとつひとつに血が通っておらず、台詞臭い台詞ばかり》などの酷評の嵐が吹き荒れているだけに、集客に苦戦するのも納得だ。

 「シリアスな作品かと思いきや、くだらないギャグや下ネタのオンパレード。そして、ラストシーンがすべてを台無しにしてしまう。山田以下、キャスト陣は演じていて、公開後にまさか、こんな〝惨劇〟になるとは思わなかったのでは」(映画担当記者)

 一部報道によると、映画に関する記事を執筆する際、「コメディー」というワードは禁句だったのだとか。

 各メディアはそれに従ってPR活動に協力していたが、おかげで、劇場に足を運んだ観客たちを激怒・失望させ酷評を浴びる結果になってしまったようだ。

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