この日は、エコノミストの永濱利廣氏をゲストに招き、コロナと経済について議論が行われた。その中で辛坊氏は「これだけ感染者広がってきて、今の日本のデータの取り方って、とにかく何が原因で死んでも、死んだ時にコロナに感染してりゃ、コロナ死って認定するわけだから」と指摘。これには、永濱氏も同意していた。
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辛坊氏が指摘した方法とは、厚生労働省が2020年6月18日から行っている「感染者が療養中・入院中に亡くなった場合」を一律でコロナ死としてカウントするものだ。それまでは自治体ごとに扱いがバラバラであったが、上記の方法に統一された。
厚生労働省では毎年、死因ごとの死者数を人口動態統計として発表している。しかし、この方法では集計に時間がかかるため、人口動態統計とは別に「速報値」として、「陽性ならば死因を問わずコロナ死」をカウントし発表している。
辛坊氏はこの手法に、「心筋梗塞で死んだ人も脳卒中で死んだ人も、あとから検査して『この人コロナだったわ』と言えばコロナ死となるわけだから。そりゃ死者増えるに決まってんだろうっていう」とも話していた。
永濱氏も「だから、おかしなのがね。コロナは重症者は0人なのに死者が何人っていうのがある」とチグハグな報告が生ずる背景を指摘していた。
辛坊氏は「これだけ感染者が広がってきて、裾野広がってりゃ、コロナ死増えるよな。本当に(別の)病気で死んでるのかどうなのか。検証しなければいけないんだけれど、マスコミは一切やらない」と苦言を呈していた。
これには、ネット上で「辛坊さん鋭いところを突いてくるな。コロナ報道のひどさをリアルタイムで批判してる」「確かに事後的な検証は必要だと思う」といった声が聞かれた。