>>大相撲、舞の海氏の解説に「失礼極まりない」怒りの声 正代に“弱い”、御嶽海の邪魔にもなるとバッサリ?<<
問題となっているのは、東前頭2枚目・宇良対同13枚目・千代丸戦後の北の富士氏のコメントを受けての発言。ここでは今場所後に三役の顔ぶれがどう変わるのかが話題となったが、北の富士氏は両小結(明生・大栄翔)が共に負け越している点に着目し「三役にいるということは難しいことだね。定着するということはね」とコメントした。
すると、続く同4枚目・隠岐の海対西前頭筆頭・霧馬山戦後、舞の海氏は「先ほど北の富士さんから『三役維持するの大変なんだね』という話が出ましたけれども、その三役から突き抜けて大関になって、さらにまたその上の横綱になったというのは、そう考えるとすごいですね北の富士さん。遊んでるだけではなく、かなり努力したんでしょうね」と北の富士氏を称賛。ただ、北の富士氏からは苦笑交じりに「誰が遊んだんだ」と反論され、「いやいやそういう、変な意味ではないですけど…」と釈明した。
この舞の海氏の発言を受け、ネット上には「大先輩相手に『遊んでるだけ』は失礼すぎる、身の程をわきまえろ」、「本人としては褒めるつもりで言ったんだろうが一言余計だな」と批判が挙がった。一方、「これに関してはあながち間違いでも無いのでは?」、「北の富士は休場中にハワイで遊んで怒られたこともあるしなあ」と擁護のコメントも多数みられた。
「現役時代の北の富士氏は歴代11位タイとなる優勝10回の実績を誇った一方で、“夜の帝王”と称されるほど遊び好きな面もあった力士。1972年7月場所では右手中指脱臼を理由に全休しておきながらひそかにハワイ旅行に行き、これを知った日本相撲協会から厳重注意を受けたこともあります。そのため今回、舞の海氏が口にした『遊んでるだけ』というようなイメージを持たれるのも仕方ないことなのではと考えているファンも少なからずいるようです」(相撲ライター)
53歳の舞の海氏から、思わぬ言葉を受ける形となった79歳の北の富士氏。ただ、本人は舞の海氏の釈明後に「何とでも言ってください」とコメントしたこともあり、一部ファンからは「自分でも遊び人だったって自覚はあるんだな」という意見が寄せられている。
文 / 柴田雅人