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ぜんじろうだけじゃない 芸能人の応援演説、公職選挙法違反の疑いとなった歌手も

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加藤紗里

 選挙活動の名物の一つが応援演説だ。特に芸能人や著名人の場合は注目を集めやすい。

 今回の衆議院議員選挙でも、スタンダップコメディアンのぜんじろうが、10月26日に大阪・吹田で立憲民主党の乃木涼介氏の応援演説に立ち、日本維新の会の副代表である吉村洋文大阪府知事らを名指しし、「維新は自民の3軍ですよ」などと舌鋒鋭く批判した。だが、ネットでは「お前が言うな」的な批判を集めてしまった。

 ぜんじろうの他にも、こうした思わぬツッコミを集めてしまった応援演説は多い。

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 2020年の東京都知事選では、スーパークレイジー君こと西本誠氏の応援演説にタレントの加藤紗里が立った。加藤の後輩の元彼が西本氏である関係から応援演説を引き受けたようだ。この並びは、さもありなんといったものだが、ツッコミを浴びたのはその内容。加藤は離婚後に出産を経験していたが、子どもは夫の戸籍に入ってしまっていることを訴え、「明治時代に作られた男尊女卑の法律がいまだに使われているのは、どうかと思います。その法律を変えていただきたいと思って、応援演説に立たせていただきました」と語った。これに「法律を変えるならば国会議員なのでは」といったツッコミが入ってしまった。

 2016年の都知事選では、野党統一候補で立った鳥越俊太郎氏の応援に、長年の友人だという歌手の森進一が駆けつけた。そこでヒット曲『襟裳岬』の一節を歌ったのだが、これが公職選挙法に反するのではというツッコミが入り、物議を醸し出した。選挙では有権者に対する金品の提供などは厳しく禁じられている。本来ならばコンサートなどでお金を払わないと見られないプロ歌手である森の歌を無料で広く提供したのは、そうした行為に準ずるのではというものだ。ただ、実際に摘発されることはなかった。

 2012年の衆議院議員選挙では、東京8区に無所属で立候補した山本太郎氏の応援に、歌手のジュリーこと沢田研二が駆けつけた。これはファンを歓喜させたが、往年の美青年ぶりからのあまりの変わりように、一部のネット上を騒がせた。何を話したかよりも、見た目の方が注目を集めてしまったのだ。

 やはり、芸能人の応援演説は注目度が高い分、ツッコミどころも沢山ということなのかもしれない。

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