日本では、芸能人の政治的な発言は敬遠される傾向があり、ちょっとした発言が炎上を招きやすい。
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元HKT48の宮脇咲良は、2016年にジャーナリストの田原総一朗氏と『スポーツ報知』(報知新聞社)のウェブサイトでの対談で、「民進党がツイッターで『3分の2を取らせるな』と書いているのがトレンドに上がっていて、その動画を見て初めて、憲法が変わるかもしれないというのを見て、『あ、そうなんだ。取らせちゃいけないんだ』と思いました」と発言し、炎上してしまった。宮脇は別に野党支持を明確に示しているわけではなく、何気なく発した一言で、政治的なラベリングをされてしまった形だ。
また、ダウンタウンの松本人志は2020年の『ワイドナショー』(フジテレビ系)で、「僕は今回、都知事選という選挙を消去してしまいましたね」と発言し、7月5日に行われた東京都知事選へ行かなかったと明言した。このスタンスに「わざわざアピールすることか」「『選挙に行かない俺恰好良い』アピールは格好悪い」と批判を集めてしまった。
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さらに、歌手のきゃりーぱみゅぱみゅは、2020年5月にツイッターで「#検察庁法改正案に抗議します」のハッシュタグを付けて投稿したところ、賛否両論が巻き起こり、炎上してしまった。きゃりーは当該ツイートを削除し、別ツイートで「周りの信頼している友達がこの話をしていて政治に詳しくない私のところまで話が降りてきました」「降りてきたにひっかかってる人多いと思いますが友達と話してて自分の耳に入ってきたとゆうニュアンスです」と経緯を説明している。
当人としては、ちょっとした一言のつもりかもしれないが、やはり芸能人は知名度がある分、発言が注目、拡散されやすく、時に誤解を招く可能性もありがちと言えそうだ。
記事内の引用について
きゃりーぱみゅぱみゅのツイッターより https://twitter.com/pamyurin/