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中日、立浪氏への監督要請報道に「ドラフトは布石だったのか」の声 ファンを驚かせた異例の指名戦略、新体制移行の前兆だった?

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立浪和義氏

 10日終了時点で「52勝67敗16分・勝率.437」とセ・リーグ5位に沈む中日。12日、来季監督として、野球解説者の立浪和義氏(元中日)に就任要請を出したと複数メディアが報じた。

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 報道によると、2019年から中日を指揮している与田剛監督が、9月末頃に成績不振を理由として球団側に今季限りでの退任を申し出たとのこと。これを受け入れた球団は新監督の人選を進め、12日に立浪氏に監督就任を要請。立浪氏も受諾へ前向きな意向を示している。

 現在52歳の立浪氏は現役時代に中日一筋(1988-2009/2008-2009は打撃コーチ兼任)でプレーし、「2586試合・.285・171本・1037打点・2480安打」といった通算成績をマーク。長らくチームの主軸を張り、ファンの間では“ミスタードラゴンズ”と呼ばれるほどの人気を誇った。引退後は野球解説者としてテレビやラジオなどで活動する傍ら、2013年WBCでは打撃コーチとして侍ジャパンに帯同。また、今春の中日キャンプでは臨時コーチとして選手たちを指導している。

 立浪氏への就任要請報道を受け、ネット上には「来年は立浪を次期監督に据えるのか、親会社メディアの中スポ(中日スポーツ)も報じてるからこのまま決定っぽいな」、「与田監督は去年結果出した(8年ぶりのAクラス)とはいえ、一昨年と今年はBクラスだから責任感じてたのかな」、「春季キャンプで臨時コーチしてたから近々帰ってきそうな感じはあったけど、いざそうなるとワクワクするな」といった反応が寄せられている。

 一方、「昨日のドラフトは立浪監督就任への布石だったのか? 随分野手を獲ってて驚いたけど」、「表向きはドラフト後に就任要請したって話だけど、立浪さんを監督にすることをある程度想定して野手を多めに確保した可能性もありそう」、「立浪さんが数日前にテレビで推してたブライトも1位指名してるしなあ」と、前日11日に行われたドラフト会議を絡めたコメントも複数挙がった。

 「中日は今年のドラフトで投手1名、野手5名の計6名を本指名していますが、野手を5人も指名したケースは過去5年間で一度もなし。また、1位指名には立浪氏が9日に出演した『ドラHOT+』(東海テレビ)で、『鍛えればすごくいい選手になる』と素質を評価した上武大・ブライト健太を選んでもいます。一部ファンの間ではこれらの点を踏まえ、球団が今ドラフトで野手を重点的に指名したのは、現役時代は野手で今春も臨時コーチとして野手陣を指導した立浪氏を次期監督とすることを織り込んだ上での戦略だったのではないかという見方が浮上しています」(野球ライター)

 レギュラーシーズンの終了を待って、新監督就任が正式発表される見込みと伝えられている立浪氏。2011年を最後にリーグ優勝から遠ざかるチームをどのように率いていくのかは大きな注目を集めそうだ。

文 / 柴田雅人

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