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「コロナ収束した」だけじゃない、麻生財務相の呆れたコロナ関連発言はほかにも

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麻生太郎副総理兼財務相

 麻生太郎副総理兼財務大臣が9月7日の記者会見で、菅義偉首相の自民党不出馬の理由を問われ、「コロナはまがりなりにも収束したという思いがあったのだと思う」とコメントし、物議を醸し出している。これを受け、ネット上では「この感染者数で、収束とは言えないだろ」「せめて国民全員がワクチン打ってから言って欲しい」といった声が聞かれた。

 麻生氏と言えば、世間の感覚とのズレがある発言をたびたび行ってきた。コロナ関連でもそれは多く飛び出している。

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 2020年5月には、コロナに関して「6月に何となく収まるのかな」と発言。これは、約100年前に流行したスペイン風邪が7月に収まっていることを例に出したものだが、結果を見れば、夏には全く収まらなかった。一部の識者の間では、コロナは夏に落ち着くのではといった見方があったのは事実だとしても、何の根拠もない放言でしかなかったと言えるだろう。

 同年6月には、日本のコロナ死者が外国に比べて少ない理由として、「国民の民度のレベルが違う」と発言した。麻生氏の発言の意図としては、ロックダウンなどの強い措置を取らない「お願い」レベルであっても、日本人が自粛に従った国民性を評価するものだったが、「そういう話ではないのでは」「ここでざわざわ日本アゲする必要ないと思う」と批判を集めてしまった。

 2021年3月には、報道陣に逆質問する形で、「マスクはいつまでやることになっているの?」と訊ねた。気温が上がるに従い、マスクの中が蒸れることで、皮膚のかぶれを訴える人が一部でいる話から派生しての逆質問であったが、「さすがに適当すぎる」といった声が相次いだ。

 麻生氏の売りは毒舌や放言ではあるが、世界的にも多くの死者を出し、未だ収束する気配のない新型コロナウイルスに関しては、言葉を選ぶべきかもしれない。

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