同トーナメント1回戦で、まずダムネーション(佐々木大輔、遠藤、高尾、火野)とディザスターボックス(HARASHIMA、大鷲透、吉村直巳、平田一喜)が対戦。ウイークポイントと見られていた平田が“奇跡を呼ぶ一発逆転首固め”で高尾を丸め込んでディザスターが勝ち抜けた。続いて、準烈(秋山準、岡田佑介、渡瀬瑞基、岡谷英樹)とサウナカミーナ(竹下幸之介、勝俣瞬馬、上野勇希、MAO)が激突。MAOがみちのくドライバーIIを岡田に決めたところで、秋山がMAOにランニング・ニーパットを叩き込み、体勢を入れ替えた岡田が3カウントを奪取。準烈が勢いに乗るサウナカミーナを退けている。
この結果、最下位決定戦はダムネーションVSサウナカミーナの組み合わせになった。試合は奇襲を仕掛けたダムネーションが序盤優勢に進めたが、サウナカミーナも反撃。一進一退の攻防が続く中、佐々木がピンチに陥るとセコンドのマッド・ポーリーが介入して乱戦模様となった。遠藤のハンドスプリング・オーバーヘッドキックが佐々木に誤爆すると、竹下と勝俣が合体技のMADMAXを繰り出した。チャンスと見た上野がBMEを佐々木に見舞うもカットされると、今度は必殺のWRを決めて3カウントを奪った。これにより、ダムネーションの解散と、遠藤らが持つKO-D6人タッグ王座が返上となることが決まった。
上野は「このトーナメント、僕たちが進化するために負けるわけにはいかなかった。佐々木さんに思うことはたくさんありますが、僕が望んだことではないですけど、ダムネーションは解散になります」とマイク。佐々木は「(高木)三四郎が考えた、こんなクソみたいな試合。解散してやるよ。どうせ2025年に解散しようと思ってたんだ。だから2025年まで解散ツアーを組んどけ」と発言するも、今林久弥GMは9月26日の東京・後楽園ホールでダムネーションの解散試合を組むことをアナウンス。
バックステージで佐々木は「(9.26後楽園で解散だが?)早いな。俺たちは男の中の男、ダムネーションだ。受け入れてやる。9月が終わったら、俺たちはダムネーションじゃなくなり、一人一人路頭に迷う。みんなどこに行くんだろう?俺たちが言えることは9月でキッパリ解散してやる」と吐き捨てた。
16年にユニットとしてスタートしたダムネーションには、その後、遠藤らが加入してパワーアップ。DDT内では最強と言ってもいいユニットとして君臨してきたが、意外な形で幕を閉じることになってしまった。解散興行でスンナリ解散するのか気になるところだ。
(どら増田)