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DDT竹下幸之介が秋山準超えを達成!KO-D王座奪取「もっとデカいレスラーになる」

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秋山準を締め上げる竹下幸之介

 DDTプロレスの真夏のビッグマッチ「WRESTLE PETER PAN 2021」が21日、神奈川・富士通スタジアム川崎で開催され、メインイベントでは竹下幸之介が秋山準を破り、KO-D無差別級王座を奪還。9月26日の東京・後楽園ホールでクリス・ブルックスと初防衛戦を行うことが決まった。

 竹下は昨年11月3日の東京・大田区総合体育館、同年12月27日の後楽園(D王 GRAND PRIX 優勝決定戦)で秋山に敗れシングルで2連敗を喫し、“3度目の正直”に向け、満を持して臨んだ。

 試合は序盤から激しい一進一退の攻防となり、15分過ぎには秋山のエクスプロイダーと竹下の投げ捨てジャーマンの投げ合いに発展。20分過ぎ、秋山がヒザ蹴り連打からリストクラッチ式エクスプロイダーを繰り出すも、竹下はカウント2でクリア。耐えた竹下は投げ捨てジャーマンからザーヒー、さらにサポーターを外してザーヒーを連発。クロスアーム式ジャーマンで投げると、“打倒秋山”のために開発した変型チキンウイング・フェースロックで首を絞め上げて、秋山はたまらずギブアップ。竹下はようやく秋山を倒し、約2年ぶり5度目の王座戴冠を果たした。

 竹下は「今日でピリオドなんて打つ気はありません。秋山さんから獲ったベルト。死ぬ気で防衛して、もっとデカいレスラーになって、次は僕が秋山準を迎え撃ちます」とマイク。退場しようとしていた秋山は「竹下、今日は負けたよ。獲り返すから待っておけ」と言い返した。ここで、クリス・ブルックスがリングインすると、「タケちゃん、ついにアキヤマさんに勝った。ホントにおめでとう。でも19年からあなたは私にシングルで勝ってないでしょ。だから最初の挑戦者は私。お願いします」と流暢な日本語でアピール。竹下は「いいよ。でも今のタケちゃん、メッチャ強いよ」と即答。クリスは「分かりました。でも大丈夫だよ」と応じた。これを受け、今林久弥GMは9・26後楽園でタイトル戦を組むことをアナウンス。

 そして、高木三四郎社長がリングに上がると、「竹下、ベルト奪取おめでとう。これはオマエと今日ここにいるお客さんへの私からのプレゼントです」と言って、目隠しされたパネルを渡した。目隠しをはがすと、12月26日にDDTが東京・国立代々木競技場第二体育館に初進出することが書かれていた。

 バックステージで竹下は「秋山選手に全部リング上でぶつけさせてもらいました。リング上が竹下幸之介の全てです。くじけそうになることとか、不安になることとかいっぱいあるけど、みんな僕の試合を見て元気になってもらえればそれでいいです」と話した。続けて、「僕がこの1年で一番成長したと思うのは自信。1度自信を失うことで、その大切さとか自分がやってきたプロレスっていうのをしっかり再確認ができて。自分はDDTの中の何なのか、それを再確認できて、その上で今日のリングに上がったから、勝てたんだと僕は思ってます」と試合を振り返っている。

 高い壁だった秋山を乗り越えた竹下は今度こそ絶対王者になるべく、団体をしっかり押し上げていく。

(どら増田)

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