第2試合では、9.4埼玉・メットライフドーム大会で「KOPW 2021」争奪戦を行う挑戦者の矢野通と、トロフィー保持者のチェーズ・オーエンズが、それぞれ真壁刀義、邪道をパートナーに激突した。前日はオカダ・カズチカとのコンビで快勝している矢野。試合は終盤、邪道が竹刀で矢野に襲いかかるも、真壁が阻止。そして、最後は矢野がスキをついての急所蹴りから邪道を裏霞で丸め込んで3カウント。試合後、勝ち誇る矢野を、オーエンズがテキサスストラップで滅多打ちにしたが、矢野がチェーンを手に取るとオーエンズは退散した。
バックステージで真壁は「いや~、おもしろくなってきたな、オイ。おもしれぇじゃねぇか。矢野さんよ、試合勝ったからって気をゆるめちゃいけねぇぜ。あの野郎たちよ、木っ端みじんだよ。何べんでも言ってやるよ。オイ、邪道さんよ。テメェら全員をブチのめしてやる」とコメント。矢野は「オイ!チェーズ・オーエンズ、テメェ、オイ!あんまり俺を怒らせんなよ、オイ!オイ!真壁刀義と組んでな、ちょっと思い出したよ」とニヤリとしながらコメントをする余裕ぶり。
オーエンズは「仮にお前が提案した“NO-DQ I QUIT MATCH”のルールが選ばれたって問題ない!ストラップを持ってくることは禁止されてない。お前の両親に代わって、俺がお前をストラップで叩いてお仕置きしてやる。お前にとっては全部ジョークかもしれないが、俺たちが立ってるのはニュージャパン・レスリングのマットだ、俺は本気だ!もうお前のおふざけには乗らない!9.4、絶対にお前に『アイ・クイット!』と言わせてやる。お前に KOPW のトロフィーは渡さない。どうあがいてもムダだ。お前にできることは何もない!」と強がった。
矢野とオーエンズの駆け引きは、まだまだ続きそうだ。
◆新日本プロレス◆
『SUMMER STRUGGLE 2021』
2021年8月17日
東京・後楽園ホール
観衆 428人
▼タッグマッチ(30分1本勝負)
真壁刀義&○矢野通(11分21秒 裏霞)チェーズ・オーエンズ&邪道●
文・どら増田