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新日本・棚橋弘至とKENTA、石井智宏とEVILの遺恨が前哨戦で深まる!

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場外で棚橋弘至を捕獲したKENTA

 新日本プロレスは17日、東京・後楽園ホールで夏のシリーズ『SUMMER STRUGGLE 2021』を開催した。

 オープニングマッチでは、棚橋弘至&石井智宏&辻陽太&上村優也が、KENTA&EVIL&高橋裕二郎&ディック東郷のバレットクラブと対決。7.24愛知・愛知県体育館大会で一騎打ちを果たす、棚橋とKENTA、石井とEVILは互いを意識した攻防を展開。辻&上村のヤングライオンは連携を見せていくが、裕二郎は同士打ちを誘うと辻にインカレスラム。すかさずピンプジュースを決めて3カウント。バレットクラブが勝利を収めた。試合後、EVIL&東郷は石井を急襲し遺恨を深めている。

 バックステージでKENTAは「(TV カメラに向かって)座ろうか(と言って、自身も座る)。何あれ?ヒロシ。じゃない方のヒロシ。なんだあいつ。知ってる?あそこでシングルやんだよ。なんだ、あの、どこだっけ?都会なんだか田舎なんだかわかんないとこ。どこだっけあそこ?名古屋!そう、あそこでやんだよ、シングル。ほんで、なんかイマイチ向こうからこの試合に対する思いっていうのを感じねえんだよ。なんかやってんじゃん。ダイエットだかなんだか知らないけど、腹筋がこうだとか。そんなのマジどうでもいいよ。マジでリング上につながらないそういうのって、エンターテインメントでもなんでもないから。ただの自己満足だから。マジでリング上につなげてくれよ。思いが全然伝わって来ねえよ。やるのか?やんねえのか?勝ちてえのか?勝ちたくねえのか?昔の話なんてどうでもいいよ。昔がどうだ、これからがとか、どうでもいいよ。今を生きようよ。俺は今を生きてるよ。(立ち上がって)で、なんかある?(誰も質問していないが勝手に)それはもう相手次第でしょう。(またも質問を聞いたフリをして)いやあ、犬派。(続けて質問を聞いたフリをして)ああ、もちろん見たよ。シーズン1もシーズン2も見たし。『死にたくなったら下を見ろ。俺がいる』つって……。見たよ。結局、俺が今日、何が言いたいかって言うと、最近めっちゃ暑いけど、子どもが外なのにマスクしてんの、あれ熱中症大丈夫かなってこと」といつものように話し続けた。

 棚橋は「自分自身に対する自信っていうのはどっから出て来ると思う?自分で言うのもなんだけど、かつて棚橋弘至は自信に溢れていて、やること全部上手くいって、その記憶が俺を苦しめてる。けど、ここ何年かでしっかりと自分と向き合って、今できることは何か、今できる限りの最高の棚橋をリング上に“置き”続ける。それがね、一つの目標であり、きっとゴールなんだと思うよ。なぜなら、それができたならば、結果は自ずとついて来るから。(全身に力を込めて筋肉を浮き上がらせながら)ついて、ついて、ついて来るからぁぁぁ」と自らを奮い立たせることで、気合いを入れ直したようだ。

(どら増田)

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