第3試合では、9.4埼玉・メットライフドームでの『KOPW 2021』争奪戦で対峙する挑戦者・矢野通とトロフィー保持者のチェーズ・オーエンズが、それぞれオカダ・カズチカ、邪道をパートナーにCHAOSとバレットクラブのタッグ対決。オカダは今大会に出場予定がなかったが、緊急事態とあって急遽出場した。コーナーパッドを巡り、矢野の裏をかこうとするオーエンズとの化かし合いのような攻防も見られた一戦は、終盤にCHAOSタッグが頭脳プレーを見せ、最後は矢野のアシストを受けたオカダが、マネークリップで邪道にギブアップ勝ちを収めている。
バックステージでオカダは「まあ、こういう緊急事態があった時のために選手は交代で休みをもらっているわけだから。また何か緊急なことが起きたら俺はいつでも試合をします。それがジェフ・コブがいてもいなくても。まあ、チャンピオンがどうなったか分からないですけど、必要なら4日しかカード決まってないから、4日にジェフを倒して、5日、まだ分かんないけどね、決定戦でもいいけどね、俺は」と鷹木信悟が欠場になった場合には自身が王者決定戦に名乗り上げる準備があることを明らかにした。
一方のオーエンズは「ヤノ、ふざけ回って、自分がそんなに面白いと思ってんのか?どっちのルールに決まろうと大して変わりはない。NO-DQ I QUIT MATCH に決まったって、反則裁定はないんだから、テキサス・ストラップは使える。9月4日、お前を鞭打ちにしてやれると思うと楽しみだ。ヤノ、KOPWのトロフィーは一生お前のところには戻って来ない。セーブドームで俺がお前から 3カウントで…いや、I QUIT MATCH だから決着はギブアップか…。どっちにせよ、この俺がお前に『アイ・クイット!アイ・クイット!アイ・クイット!チェーズ・オーエンズには敵わない!』と言わせてやる。その後は誰だ?オカダ、ヤノにいつも笑わせてもらってるようだな?あいつが面白いと思ってるのか?なら、用心した方がいいぞ、オカダ。次はお前だ!」と矢野を倒した後は、KOPWの提唱者であるオカダの首を狙うつもりだ。
◆新日本プロレス◆
『SUMMER STRUGGLE 2021』
2021年8月16日
東京・後楽園ホール
観衆 380人
▼タッグマッチ(30分1本勝負)
○オカダ・カズチカ&矢野通(9分15秒 マネークリップ)チェーズ・オーエンズ&邪道●
(どら増田)